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この記事は「 Drupal Case Study : Fairfax County Public Schools 」の翻訳です。
この記事の目次

Drupal 8 海外事例:フェアファックス郡 公立学校

フェアファックス郡 公立学校は、バージニア州最大の教育システムで、200の学校に幼稚園から高校まで186,000人の生徒を抱え、24,000人のフルタイム社員を雇用している、アメリカ合衆国では10番目の大きさの組織です。

ウェブサイトは生徒や親、先生、その他従業員、地域コミュニティや市民のみなさんにとってとても重要な役割を担っています。このサイトは年間3,000万ページビューほどあり、毎年23,000ページが追加される巨大サイトで、8ヶ国語で展開されています。

美と機能を追求

クライアント様は過去数年にわたり、ロゴ、タグライン、ビジュアルアイデンティティなどを使ったブランド刷新に取り組んでおり、以下のイメージを強化することに力を入れていました。

  • 前向きであること
  • 開放的であること
  • クリエイティブであること
  • ダイナミックであること
  • 思いやりのあること
  • 責任のある組織である点、など

そしてそのことが教室の内外で、生徒に力を与えることを願っていました。

この強力なブランド再構築施策の一環として、サイトリニューアルを行いました。プラットフォームにはDrupal 8が選ばれました。ポイントは以下の通りです。

  • すべてのユーザーにとって必要なものが見つけやすい
  • ウェブ上での大きなプレゼンスを維持しながら、効率的でコスト効率もいいサイト
  • 多様な関係者(生徒、親、先生、スタッフなど)にとってコミュニケーションの中心となるような、柔軟なプラットフォームになること


このビジョンを達成するために、複数のパートナーとプロジェクトを進めました。

プロジェクトのハイライト

プロジェクトのハイライトとなった部分は以下の通りです。

  • 幼稚園サイトから高校サイトまでのコンテンツ構造再構築
  • 8ヶ国語対応
  • レスポンシブデザインを採用し関係者すべてがアクセスしやすくすること
  • Drupal内で関係者がコンテンツの編集に参加できるような管理画面、権限設定
     

リニューアルして今日までの成果について

アクセスしやすく、欲しい情報を見つけやすくなったクライアント様の新サイトは、親、スタッフ、生徒にとってとても頼りになるサイトになり、昨年対比で70%のセッション増を達成しました。

見つけやすく、人を惹きつけるコンテンツはユーザーの滞在時間を11%も増やしました。そして、反応が早く直感的なレスポンシブデザインを導入することにより、モバイル経由の直帰率が20%も下がりました。

終わりに

いかがでしたか?コンテンツの構造をDrupalが運用しやすい形に再構築し、データ構造をわかりやすくすること+レスポンシブデザインを導入することで、すべての関係者にとって使いやすいサイトに生まれ変わる、という事例でした。

またDrupalは多言語サイトの運営にも向いている点が特徴になります。詳しくは「Drupalの多言語対応」をご覧ください。

 
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この記事を書いた人: Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
マーケティングマネージャー
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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