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この記事は「 Drupal Case Study : Bosscafe restaurant 」の翻訳です。
この記事の目次

Drupal 8 海外事例:BOSS CAFE PIZZERIA

レストランのイメージを表現する素晴らしいデザインをサイトに適用した時に、Drupal Commerce version 8の導入に関わる私たちの苦労は報われました。ログインユーザーは、サイトからの配達注文の際に、サイズ、支払い方法、複数の配達先を指定して注文をすることができます。

レストランの厨房にあるプリンターとウェブの関係はとても興味深いです。営業時間中に注文が入ると、厨房にあるプリンターが必要な情報を直ちに印刷します。

私たちは会員種別ごとに2つのメニューを作りました、通常のお客様はメニューをカテゴリーから選択でき、特別会員のお客様は好きな具材を選択できます。

なぜDrupalを選択したのか

信頼性の高いサイトを迅速に作るために、私たちはDrupal 8を選択しました。スマートフォンとデスクトップPCの両方に、優れた操作性を提供できるように開発を行いました。

一番の課題は、サイトを訪問したお客様に、いかにして実際のBoss Caffeの店舗を訪れた時と同様の体験を提供できるか、ということでした。

プロジェクトについて(ゴール、要求、結果)


このプロジェクトの一番の目標は、サイトを訪れたお客様に、実際の店舗を最初に訪れた時と同様の体験をしていただく事でした。トップページにはBoss cafeの独特な雰囲気を演出するために、スライダーを設置しました。サイト内の絵画は実際のもので、レストランの上部に飾られているものです。

また、新規メニュー、配達情報、メニュー表やお客様の画像等、サイト訪問者に見て頂きたい情報をトップページに表示しました。サイトは完全にレスポンシブ対応で、あらゆる解像度のデバイスで問題なく表示します。モバイル版にはいつでも利用可能な架電ボタンを実装しました。

全てのメニューにはスパイス(具材)に関する情報を表示し、サイト訪問者はお好みの具材でメニューを検索し、特定の具材を含むメニューのみを一覧として表示する事ができます。

オンラインで注文をするお客様には、注文時に2段階の確認プロセスを設け、注文間違いを未然に防ぐことができます。サイト内でされた、全てのオーダーは自動的に厨房のプリンターで印刷されます。これにより、電話による注文問い合わせを減らす事に成功しました。

終わりに

この事例が素晴らしい点は2つあると感じました。ひとつは、実際の店舗と同じ体験ができるようにサイトが設計・デザインされている点です。店舗とウェブサイトを同じものと位置づけ、構築に取り組まれている点は見習うべきだと感じました。

もうひとつは、やはり「宅配サービスの注文情報が店内のプリンタと同期している点」です。常に忙しい店舗運営を効率的にする、画期的なソリューションだと思います。

結果、電話対応に追われることが少なくなり、ビジネスチャンスも逃さない、という好循環を生み出しています。ぜひこういう事例が日本でも増えることを願っています。

 
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この記事を書いた人: Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
マーケティングマネージャー
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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