ANNAIマガジン
Developers Festa Sapporo 2018 で Web システム開発基盤としての Drupal を紹介してきました
この記事の目次

イベント概要

公式サイト https://www.devfesta.jp/
目的 国内外のIT業界のトップエンジニアである講師陣より幅広いジャンルの最新情報及び注目情報を発信することで、参加したエンジニア自身の技術力向上や、持ち帰った情報を各社のビジネスに役立ててもらうことを目的とします。イベントを通じた企業や技術者の連携強化により、札幌IT業界全体が活性化されることを目的とします。
共催 一般財団法人さっぽろ産業振興財団・札幌市IoTイノベーション推進コンソーシアム
企画運営 Developers Festa Sapporo 実行委員
後援 経済産業省北海道経済産業局 / 北海道 / 札幌市 / 一般社団法人北海道IT推進協会
日時 2018年11月16日(金)
会場 札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
対象 道内IT企業関係者 / 道内非IT企業関係者 / 自治体関係者 / 学生
定員 400名
入場料 無料

プログラム

イベント概要の目的にあるとおり、IT業界の著名な企業で活躍するエンジニアが、いま話題のテーマを幅広くカバーしたプログラム構成でした。A(193名収容)、B(152名収容)、C(66名収容) の3トラック構成で、AとBが1時間枠の講演、Cが午前と午後に分かれた2つのテーマでハンズオンセッションが行われました。当日のセッションテーマの詳細は、公式サイトのプログラム一覧に掲載されています。

当日セッション会場のプログラム

当社セッション「WebアプリケーションフレームワークとしてのDrupalの可能性」

当社CTOの青山は、Bトラックの午後最初の時間枠で、「WebアプリケーションフレームワークとしてのDrupalの可能性」と題し、Webシステムの開発基盤としての Drupal の特徴や強みを紹介するとともに、代表的なツールや機能を利用した実際の開発手順のデモを行いました。冒頭、Drupal を知っているかどうかの問いかけでは、ほとんどの人が Drupal を知っているとの応答で、開発者向けイベントでの知名度の高さを改めて確認することができました。

冒頭の問いかけで Drupal をどのくらい知っているかを確認

従来、国内では Drupal の CMS 機能を中心に紹介することが多かったのですが、今回は開発者向けのイベントということで、Drupal Console を用いてエンティティ モジュールの scaffolding(ひな形ソースの生成)から始まる、より踏み込んだ開発プロセスをデモし、独自エンティティを組み込んだプロジェクト開発の実際を見ていただきました。

作成したエンティティに Drupal の UI を通じてフィールドを追加し、Views(クエリビルダ)を利用してプログラミングなしで一覧を生成、最後に REST API で公開するまでところまで、データの定義からページや API としての出力に至る一連の流れを紹介しました。

開発プロジェクトの作り方を解説

ソースコードの生成と編集という一般的なソフトウェア開発の手法に、そのモジュールをインストールしたサイトの管理画面からカスタマイズを加えていく CMS 特有のアプローチを組み合わせた開発手法は、Drupal の開発者にはよく知られたものですが、それを幅広いテーマを扱う国内の開発者向けイベントでデモを交えて紹介できたことは非常に意義のあることだったのではないかと思います。

なお、今回のセッションでも重要な役割を果たしていた Drupal Console は、講師の青山自身が日本語ドキュメントをメンテナンスしています。詳細は、Drupal Console の日本語ドキュメントのサイトをご覧ください。

発表資料

まとめ

今回、Azure AI、Amazon SageMaker、Tensor Processing Unit といった機械学習に関するテーマをはじめ、Java、コンテナ技術、IoT、API、セキュリティのほか、エンジニアのキャリアに関する深淵な話題など、いま開発に携わる方々の関心が高い講演やハンズオンが目白押しでした。このような場で開発プラットフォームとしての Drupal を紹介する機会をいただけたことは、私たちとしても大変貴重な体験でした。

当日は、スタッフの方や他の登壇者の方々にも親切にしていただき、楽しく参加させていただくことができました。最後になりましたが、関係者の皆様に心からお礼を申し上げます。

当日は実行委員会スタッフの皆様に大変お世話になりました

おまけ

なお、今回の当社セッションを聴き逃した方は、12月8日に洞爺湖にて開催の Drupal ONSEN vol.4 でも同じ講演をお聴きいただける予定です。北海道でのイベントは、終了後の北の味覚も楽しみのひとつですね。こちらも是非、参加ご検討ください。

きんきの握りとたちの軍艦巻き

この日は "たちぽん" と ”きんき” の握りで締めました。
 

 
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この記事を書いた人: Kenji Shirane

バージョン 4.6 のころから Drupal のお世話になっています。好きなモジュールは H5PQuiz。北海道小樽市在住。

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