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Drupal初心者向けセミナーをフィリピンのイースタンサマール州立大学で開催しました
この記事の目次

今回のセミナーは、セブDrupalコミュニティの主催者であるLucが「DrualCamp Cebu 2016」に参加していたイースタンサマール州立大学のITコースの関係者から要請を受け実現しました。

ITの道に進まず、コールセンターに就職する大学生の実情

フィリピンでは近年、多くの大学でITコースが設立されています。そして、毎年多くの卒業生がITコースを卒業しています。それにも関わらず、多くの卒業生がIT業界での職を見つけられずに、コールセンターなど大学で学んだIT技術を活かすことのない分野で就職してしまうとのことです。今回のセミナーでは、学生にDrupalを学んでもらい、IT業界に就職するきっかけを掴んでもらう事を目的としています。

参考記事:セブ「ITパーク」とコールセンターで働く人々

参加者

Web業界へ就職するにはまずきっかけ作りから

LucはWeb業界で働く魅力や、Web業界に就職するにはどうしたらよいのか?について講演しました。Lucはリモートワークで自由に働けるというメリットを強調していました。自身の世界中を旅行しながら場所に縛られず働いている例を紹介しました。これには学生たちも興味津々で聞き入っていました。

drupal.orgやgithubにアカウントを作る

WEB業界への就職のきっかけをつかむ方法として、まずはdrupal.orgなどのオープンソースコミュニティーや、githubなどにアカウントを持つことが第一にできることだと説明しました。どこのIT企業もこれらのアカウントを有無をまず第一に確認するので、まず最初に誰でもできる事として、これら作るべきだと説明していました。そして、アカウントを作ったら、まずDrupalを触ってみて疑問点など些細なこともコミュニティで質問してみることが大切とのことでした。

コミュニティ活動に参加してみる

コミュニティにアカウントを持つ事で、イベント情報や勉強会などの情報を得ることができます。これらの情報を元に、各地で開催されているDrupalCampなどのコミュニティ活動に参加することは、実際の開発者や企業とコネクションを作る良いきっかけになるとのことでした。

Luc

全くの初心者からDrupalエンジニアになったMaryの実体験

Maryは自身が全くの初心者からDrupalエンジニアに転身するまでの道のりについて説明しました。Mary自身もイースタンサマール州立大学の出身で、大学時代の専攻は初等教育でした。ITのバックグラウンドを持たない彼女がどのようにDrupalエンジニアになったのか、初心者がDrupalを学ぶ際の学習曲線を例に出しながら、彼女の実体験を踏まえて説明しました。

Mary

実習:Drupalで遺失物取扱所のサイトを作ってみる

実習としてDrupal8を利用して遺失物取扱所の作成を行いました。落とし物をサイトに登録でき、閲覧者がそれらをステータスや落とし物の名称で検索できるという、シンプルなサイトを通して、Drpualの基本的な概念である、コンテンツタイプ、フィールド、タクソノミー、viewsについて学びました。

コンテンツタイプとフィールドを定義している時は、学生達もこれで検索機能を持つサイトが作れるのか?疑問に思っているようでした。しかし、viewsを利用して一覧を表示し、検索機能を実装すると、一切コードを書かずにここまでできることに感動していました。

Drupal講習会
Drupal講習会
Drupal講習会
Drupal講習会

イベントに参加しての感想

これまでに、マニラやセブなどフィリピンの大都市で開催されるDrupal関連のイベントには何度も参加してきましたが、今回のように、地方で、しかも主催者の一人としてイベントに参加するのは初めてでした。

今回は大学生向けのセミナーのはずでしたが、参加者の内訳をみると地元警察や役所の職員などITの活用に関心のある方々も参加していました。世界的な有名なサイトを中心にDrupalは利用されている一方で、フィリピンのサマール島の行政組織においても有効な情報配信の手段として活用されているという事実も目にしました。Drupalの活用のされ方も様々なものがあり、それに携わる人々もさまざまだなぁーと実感しました。

今回のフィリピン滞在全般に言える事ですが、海外のエンジニアと情報交換していると開発手法、ビジネスモデル、人材活用などあらゆる面で新たな発見や気付きが多数あります。ANNAIでは今後も積極的に海外のエンジニアとの交流を通して、情報収集を行い、より良いサービスを提供していきたいと思います。

フルリモートワーク正社員だから海外のイベントにも参加しやすい

ANNAIは社員全員がフルリモートワークで働いている会社です。今回の記事のように海外のイベントに参加しながらも、正社員として働けるのはリモートワークの大きなメリットです。フルリモートワークに興味のある方はぜひ以下からご応募ください!

 

この記事を書いた人 : Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
経営企画室 室長
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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