ANNAIマガジン
Drupal8 スタートブック
この記事の目次

こんにちは。2月からANNAIに入社しました佐藤です。 Drupal未経験のため、先日まで「Drupal8 スタートブック」(以下、D8本)を使用しながら研修をしていました。そこで、これからD8本を読む人、持っているけど積読している人に向けてD8本の記事を書いてみることにしました。

基本的にはとてもわかりやすい本となっているので解説はいらないとも思うのですが、出版が2017年1月のため現在のDrupalとところどころ内容が変わっているところがありました。また、Drupal初心者の私自身がつまづいたところ、理解しづらかったところについても書いていきたいと思います。

全体

翻訳が変わっていて、D8本の表記と実際のDurpalの表記が違う!

翻訳の言葉が変わっていたり、英語が日本語で表示されていたりと本の表示と若干違うところがあります。

例)
「要求されるフィールド」→「必須フィールド」
「Submit button text」→「送信ボタンのテキスト」

大きくは変わらないと思うので、「こんな表示ないよ!!」と思っても注意して探してみてください。

ブラウザにキャッシュが残って表示が変わらない!

もしきちんと手順を踏んだはずなのに表示が変わっていないのであれば、キャッシュに注意してください。私はこれで何度もはまりました。 環境設定 > パフォーマンスを開いて「すべてのキャッシュをクリアー」を押します。これで表示が変わる場合がほとんどです。それでも変わらない場合にはシークレットブラウザや別のブラウザで試してみてください。
正しく設定していれば、表示が変更されているはずです。

最後まで作ったけど、フロントページにいらない表示が残っている!

フロントページはデフォルトで/nodeが設定されているはずです。これは 環境設定 > サイトの基本設定 > フロントページをみることで確認できます。 この/nodeというページは ビューズ > フロントページ で作成されており、コンテンツ一覧を表示するページとなっています。
なので、このビューズで表示する内容を変更するか、フロントページに別ページを設定する必要があります。
私は /nodeとして作成されているコンテンツ一覧ページを残したかったため、フロントページに別ページを表示することで解決しました。 以下、その手順になります。

<手順>
  1. コンテンツ > コンテンツを追加から基本ページを選択
  2. 基本ページでタイトルのみ入力してコンテンツを作成
  3. 作成したコンテンツのURLを確認する(例えば、http://demo.drupal8-getting-started.annai.co.jp/node/11)
  4. 環境設定 > サイトの基本設定 で「デフォルトのフロントページ」に /node/11 を入力
  5. トップページを確認して必要な情報のみが表示されることを確認

尚、フロントページの初期設定はテーマやインストールプロファイルによっても異なります。常に/nodeがフロントページの初期設定として設定されているとは限りません。

Drupal 8の基礎知識とインストール(第1章)

テーマやモジュールをインストールしたいけどインストールボタンが表示されない!(D8本 P.18,P.216)

管理画面 > 機能拡張から「Update Manager」モジュールにチェックをいれて「インストール」ボタンを押してください。デフォルトでは「Update Manager」モジュールが有効になっていないようなので、「新しいテーマをインストール」「新しいモジュールをインストール」のボタンが表示されていません。 機能拡張画面からインストールボタンを押して有効にしてください。
もしそれでも表示されないようであれば、「Update Manager」モジュールを一度アンインストールした後に再度インストールを実行してみてください。

スライドショーに文字やボタンが表示されていない!スライドショーが動かない!(D8本 P.19)

これはpaxtonのバグのようです。
paxton自体が2015年からアップデートされていないため、不具合がいくつか起こっているようです。 スライドショーは 環境設定 > パフォーマンス を開いて、「JavaScript ファイルを集約」のチェックを外すことで表示することができます。

ただ、これは苦肉の策であり、根本的な解決方法にはなりません。
基本的にJavascriptの集約はサイトのパフォーマンスを向上させるもののため、できるだけチェックをいれておいたほうがいいです。
根本的な解決策をとるには、コードを修正する必要があります。

今回は「GUIからD8本の通りにpantheon上でスライドショーが動作する状態を作る」ために上記の方法を紹介しました。

プチ情報

もし読み込んでいるファイルに何かしら直接修正を加えたい時にはFTPで接続してテーマのファイルを修正することもできます。以下、FTPの接続手順になります。

<手順>
  1. FTPクライアントをインストールします。私はFileZillaを利用しています。
  2. pantheonの`Connect with SFTP`からSFTPの情報を確認します。

  3. FTPクライアントを開いて接続設定をします。「パスワードを尋ねる」にすると接続するときにpantheonのパスワードを聞かれるので入力してください。

  4. うまく接続されれば、pantheonサイトのファイル一覧が見られるようになります。
  5. 修正したいファイルを左側のペインから右側のペインにファイルを移動させることでpantheonのサーバーにファイルをアップロードすることができます。詳しくはFileZillaの公式サイトを見てください。 https://ja.osdn.net/projects/filezilla/howto/usage

コンテンツの定義とカテゴリーの作成(第2章)

コンテンツタイプを作成するとどうなるの?

コンテンツタイプを作成すると、データ(コンテンツ)を登録できるようになります。 どんなデータを登録するのかはフィールドで定義します。例えば、テキスト、画像、日付、数値など、どんな情報を入力するかを設定できます。データベースの コンテンツタイプを作成してフィールドを設定することで、自動でデータの入力フォームを作ってくれて、データを登録できてしまうのも、Drupalの利点だなと思います。
こちらの記事でデータ構造がどうなっているか詳しく解説されているので、気になる方はぜひ見てみてくださいね!
ちなみに自分で中身を見てみたい方はpantheonのデータベースにも接続できます。 以下、手順になります。

<手順>
  1. MySQLをパソコンにインストール
  2. pantheonの`Connection Info`からcommand lineにあるコマンドをターミナルやコマンドプロンプトに貼り付けて実行します。

  3. `show columns from node_field_data;`等、お好きなSQLで、pantheonで作成したデータベースの構造や中身をみることができます。
  4. 確認が終わったら、quitで接続を切ります。

コンテンツ一覧ページの作成(第3章)

Viewsってとどのつまり、なにができるの?(D8本 P.69)

本に書いている通りにViewsは「サイト内の任意のデータの集合を選択して表示するために、統一されたインターフェースを提供する機能」なのですが、もうちょっと噛み砕いた言い方をすると(訳:ちょっと乱暴にいうと)「登録されたデータをいろんな条件で取り出して、複数の見せ方ができる機能」です。 なので、「このコンテンツやタグのデータを取り出して表示したいな」と思ったらViewsを使うことができます。

プチ情報

ビューはD8本の通りSQLを自動で作ってくれます(P.86の通りにビューの設定でSQLの表示をしていれば、既に見えるようになっているはず)。 フィルターを利用すると条件の絞り込み(WHERE句)、並べ替え基準を利用するとデータの並び替えができるようになります(ORDER BY)。 高度な検索を使うと他のデータとのリレーションを貼ったり(LEFT JOINやINNER JOIN)、コンテクスチュアルフィルターを使ってURLのパラメータやユーザ情報を利用して条件を絞り込むことで表示する内容を変更したりもできます。 SQLを書かないでここまでできるのはDrupalのとても便利なところだと思っています!

コンテンツの翻訳と多言語設定(第5章)

素材集にコンテンツ文章が存在しない(D8本 P.176)

素材集にコンテンツ文章を追加しました。ついでに他のページのためのコピペ用の「コンテンツ文章」も追加しました。翻訳はGoogle翻訳にかけただけなので正しいかはわかりません...。必要があれば素材集からダウンロードしてください。

まとめ

Drupal8スタートブックの正誤表についても素材集に追加しました。参考にしてみてください。

この記事がみなさまの素敵なDrupalライフの一助となれば幸いです。
ぜひD8本を活用しつつ、カスタマイズされたWEBサイトを作ってみてくださいね!

この記事を書いた人 : Sato Yukiko

Drupal初心者です。

Groupモジュール使いこなしていきたい...。

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