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この記事は、『Drupal Advent Calendar 2016』の3日目です。
WeLoveDrupal

今年2016年も『Drupal Advent Calendar 2016』DrupalのAdvent Calendarを書くことができました。
立ち上げてくれたSato Junさん、ありがとうございます!

今年は日本で活動しているDrupalコミュニティの紹介と2017/1/14(土)に開催する「DurpalCampJapan 2nd」のご案内をいたします!

Drupalとは・・・?

CMS兼Webアプリケーション・フレームワークである「Drupal」は、世界中にたくさんのコミュニティがあるオープンソースで、大きな事例だとホワイトハウスさんでも採用されている、とても大きなプロジェクトです。

Drupal事例-ホワイトハウス

#思わず「さん」付けで呼んでしまう、世界最大のDrupal構築事例である「ホワイトハウス」。
トランプさんに変わるとどうなるのかしら・・・

世界各国のコミュニティメンバーによってDrupalのモジュールが作られたり、翻訳などのローカライズ作業を行ったりしています。

Drupalは、ひとつの機能を実現するために複数のモジュールを組み合わせる必要があったり、機能を実現するためのモジュールが複数あったりするため、コミュニティメンバー同士で情報交換を行うために、世界中のあちこちでミートアップが開かれ、交流を深めています。

さらに春はアメリカ、秋はヨーロッパで、3,000人規模で集まる「Drupalcon」というカンファレンスも開催されています。
今年はじめてアメリカ、ヨーロッパ以外、インドのムンバイでDrupalconが開催されましたが、基本的には春はアメリカ、秋はヨーロッパで開催されています。
私も過去に、デンマーク、ドイツ、ロンドン、プラハ、シカゴ、デンバー、サンフランシスコなどなどのDrupalconに参加し、そこで知り合った各国ののコミュニティメンバーと今でもとても仲良くしています。

Drupalcon

#ちなみに来年ヨーロッパで開催されるDrupalconは、音楽の都ウィーンでの開催です!

日本でも各地でミートアップ開催されていますよ!

日本でも各地のコミュニティメンバーが主体となって、あちこちでミートアップが開催されています。

DrupalCafe

#D8のリリースを祝う、リリースパーティは、北海道の小樽・関西・関東と3回もやっちゃいました♪

わたしが初めてミートアップに参加したのは2008〜9年頃のことでした。
Drupalの情報を探そうにも英語情報ばかりで、もっと色々知りたいと思っていた私は当時関西に住んでいた日本コミュニティの元Co-Organizerのひとり、Steinの呼びかけに応える形で初めてのミートアップを開催。といっても、今の日本のCo-Organizerのひとりであるqchanと3人で、京都駅前のガストでただただDrupalのことを話すだけ。
それだけなんだけど、とっても楽しくて、定期的にそのガストで集まってました。

その後、ロンドン・コミュニティメンバーだった日本人のmoriさんが日本に里帰りするのをきっかけに、東京でミートアップしない?という呼びかけがg.d.o/japanに流れ、東京で各地のコミュニティメンバーが集まるミートアップが行われることになりました。

g.d.oとは、groups.drupal.org の略で、g.d.o/◯◯◯(国名)にて、世界中のコミュニティが活動をしています。
g.d.o/japanは日本のコミュニティの集まりでしたが、当時は英語のみ。
日本語しか話せなくても大丈夫なんだろうか? どれくらいの人が集まるんだろうか? とドキドキしながら参加したのを今でも覚えています。

そのミートアップでは、日本各地から40人くらいのメンバーが集まり、日本人は半分くらいで、英語と日本語が飛び交う国際色あふれるミートアップになりました。
英語で書き込みしていた人の多くが日本語もペラペラ。
それからは毎日Skypeで東京でもミートアップを定期的に開催していました。
当時は日本でもIRC上にコミュニティがあって、困ったことを相談するなど、オンラインでもコミュニケーションを取って楽しんでました。

現在は、第3金曜日に関西、第4金曜日に東京、そして毎月1回北海道(札幌・小樽)で、さらに新潟、沖縄、名古屋などでも不定期ですがDrupalCafeというミートアップが開催されています。

DrupalCafe

コミュニティのみんなで作ったDrupalMeetupのサイトにイベント情報を掲載していますので、ぜひ定期的にチェックしてくださいね!

Drupalcon

#DoorKeeperが有料化されたり、Facebookが誰にでも見えなくなったりしたので、みんなでオリジナルのイベント登録・申し込みサイトを作りました!→ http://meetup.drupaljapan.org/

そして、DrupalCamp!

Drupalconの企画・運営は、DrupalAssociationというコミュニティメンバーで構成されている団体が行っているカンファレンスです。
それとは別に各地のコミュニティメンバーが主体となって、定期的に交流を図る場所としてミートアップが開催されたり、ミートアップよりも規模を大きくした「DrupalCamp」というイベントが開催されています。

日本では定期的なミートアップのほかに、2014年4月に京都の金比羅神社にて日本初のDrupalCampを開催しました!

DrupalCampJapan1st

30人くらい集まってダラダラと開催すればいいかだろうと考えて、畳敷きでゴロゴロできる会場を借りたのですが、フタを開けてみれば150名ほどの参加者が集まってくれて、会場はぎゅうぎゅう!
おかげさまで、大変盛り上がりました!

「次はいつやるの?」と言われ続けていたのですが、ようやく2017年1月14日(土)、約2年ぶりとなる「DurpalCampJapan 2nd」を東京で開催いたします!
第2回目は前回よりもさらにバージョンアップしますよ!どんな内容になるか、少しご紹介いたします。

2ndのテーマは、『Drupal & コミュニティは楽しい!』

第2回目となる今回のDrupalCampJapanでは、コミュニティって楽しい!ってことをみんなで感じられるイベントにしたいと考えています。
各地でたくさんのミートアップが開催されていますが、全国各地のDrupalerが集まる機会は滅多にありません。
オンラインで質問に答えてくれたメンバーに会ったり、身近なところでDrupalを使っている人に出会えるかもしれません。
前回のDrupalCampJapanでも、そこからたくさんの出会いがありました。
是非Drupalって楽しい、コミュニティって楽しい!ってことを一緒に感じるイベントにしたいと思います。
 

  豪華なセッションがたくさん!海外からのスペシャルゲストも!

基調講演には、政府CIOポータルを担当されている、内閣官房 政府CIO上席補佐官 平本 健二さんをお招きいたします!
海外では、ホワイトハウスのサイトがDrupalだったり、オーストラリアのように政府すべてのWebをDrupalに切り替えたり、政府でDrupalが採用されている事例が多数あります。
そうした事例にならい、日本でも政府関連のWebサイトをDrupalで構築していこうという取り組みが始まっています。
政府各府庁で構築されているWebサイトのUIやドメインの統一などに取り組まれており、政府CIOポータルは、その見本となるWebサイトとしてDrupalで作られているのだそうです。
海外のように日本の省庁のWebサイトを統一していくのは、かなり大変そうですが、そうした裏話などもお話しいただける予定です!

そして、さらにスペシャルゲストが来てくれることになりました!
誰もが一度が使ったことがあるのではないかという、Organic Group 略してOGの作者である Amitai Bursteinさんがイスラエルから来てくれます。パチパチ!
まるでDrupalconのような豪華なゲストスピーカーです!
他にもCFPには海外からたくさんのエントリーがきています。
DrupalCampJapan 1stも海外からたくさん集まってくれましたが、第2回目となる DrupalCampJapan2ndでも国際色豊かな集まりとなりそうです。
どうぞお楽しみに!

  東京・日本橋のサイボウズオフィスで開催!

第1回目は日本らしく京都でお寺を会場に開催しましたが、第2回目は東京のサイボウズさんをお借りして開催することになりました!
サイボウズさんはコミュニティの支援にも力を入れておられ、昨年のリリースパーティでも会場をお借りしました。
遊び心ある開放的なスペースやソファやキッチンがあるオシャレな部屋、さらに30人規模のセミナールーム等、大小さまざまなスペースがあります。
27Fの会場からは、晴れていればスカイツリーも見渡せますよ。

東京日本橋サイボウズオフィス

  ビジネス向け、開発者向けのセッションを用意!

セッションは、ビジネス向けとデベロッパー向けの内容を考えています。
ビジネス向けはDrupalでWebシステムを構築されている企業の担当者さんにお越し頂きます。
企業担当者の話しといっても宣伝とかではなく、担当者の皆さんは日頃からDrupalをさわられている方も多いので、ビジネス・開発者向けに関わらず、DrupalCampにふさわしく、デベロッパーに向けたお役立ちコンテンツをお話ししてもらう予定です。
ビジネス向けと開発者向けの違いは、ビジネス向けではDrupalを選定した理由や開発の裏話などをお話しいただきたいと思ってます。

開発者向けは、DrupalのTipsやノウハウを話していただきます。
海外からの参加者も集まりますので、最先端のDrupal話しを聴くことができますよ!
もちろん第1回目同様、今回もコミュニティメンバーによる通訳が入りますので、英語がわからないって方も安心してお越しください!

終わったあとは懇親会を開催。DrupalCampのメインイベントは、この懇親会といっても過言ではありません。
ぜひたくさんのDrupalerと出会って、楽しんでいただきたいです!

終わったあとはAfter Party、そして前夜祭も予定しています。
さらに今回は海外からもたくさん参加してくれますので、前夜祭も予定します!
1日Drupalどっぷり楽しみましょう!

■開催概要
●日時:2017年1月14日(土)11:00〜18:00予定
●場所:東京日本橋サイボウズオフィス
●参加費:1,000円(お弁当・おみやげ付き)
●詳細はこちら→https://meetup.drupaljapan.org/event/87.html/
 
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この記事を書いた人: Kyoko Ohtagaki

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