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江戸末期〜明治初期の空気感と現在の日本の情報公開に対する状況は似ている
江戸末期、独自の政治システムで統治していた日本政府は、自国の生き残りと新たな経済発展を賭けてアメリカの提案に応じる形で鎖国を辞め、開国しました。日本の近代化にはこれまでの既成概念(政治システム、法律、外交政策、経済政策など)を全て改革する必要があり、その時の改革があったからこそ今の状況が成り立っています。
政府や大企業の現在の情報公開に対する状況は進んでいるとはいえ、世界標準から比べるとまだ発展途上です。各国はDrupalをはじめとしたオープンテクノロジーを活用し標準化していますが、まだまだ日本企業、組織の連携は不十分だと弊社は感じています。
京都オープンデータプロジェクトで行った問題解決
弊社は、日本政府が取り組む「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」に貢献する取り組みとして、地方自治体のオープンデータプラットフォーム構築を支援しています。昨年京都市にDrupalベースのオープンデータ公開プラットフォーム「DKAN」を活用しオープンデータポータルを導入しました。その際京都市側の管理、ガバナンスの課題を解決するために色々な機能を実装しました。(詳細はこちら)
京都市の成果
- 450もの部署からなる京都市のオープンデータ公開を効率的に実現
- 市民が実際に活用していることが数字でわかるようになり、京都市も取り組みを強化
- ポータル更改後にシビックテック関連イベントが多数開催されるようになり、今後さらなる活用が期待される
- 2017年度 グッドデザイン賞受賞
その他、弊社が日本政府と進めているそのほかのプロジェクトにも簡単に紹介し、今後の展望などを述べてセッションを終えました。
参加者からのフィードバック
セッションに参加した方々からは以下のようなフィードバックをいただきました。
- 日本の歴史との対比がわかりやすく、日本の今のオープンデータに対する状況を理解できた
- シビックテックにも興味があるならアメリカ国内活動事例を紹介できるので、今後も交流しましょう
セッションに参加することで多くの方からフィードバックを得たり、他国の事例を情報収集できたりする素晴らしい機会となりました。これを機に世界中のオープンデータコミュニティとの交流を深め、日本の課題解決に貢献したいと思います。
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