Drupal 8のeコマースシステム開発事例(B2C / B2B)

この記事は 「Drupal Case Study : Obermeyer」 の翻訳です。

obermeyer

 

こんにちは、ANNAIの井上です。今日はDrupal 8の仕組みを使ってB2B/B2Cのeコマースサイトをローンチした事例をご紹介します。それではどうぞ。

 

Drupal 8 海外事例:Obermeyer

Obermeyer様のプロジェクトは3つの全く別のウェブサイト、全く違うターゲット、独立したERPと注文システムを含む、たくさんのチャレンジを伴ってスタートしました。

 

ゴールは顧客のデジタル体験を最適化し、顧客とのつながりを一つのサイトにて統合することでした。このプロジェクトではDrupal 8とDrupal Commerce 2.xを使って、B2C/B2B/VIP顧客などに違和感のない購入体験を提供するために、大型のコマースシステムを開発、デザインする案件でした。

 

Klaus Obermeyerさんは1947年にこのブランドを立ち上げ、一つのゴールを設定しました。それは、自分のスキースクールの生徒達を暖かく乾燥した状態でいられるようにしてあげることです。事業は家族経営で、コロラド州のアスペンにて事業を行なっています。

 

なぜDrupalが選ばれたのか

既存のクライアント様のサイトはDrupal 6で稼働していました。B2C/B2Bのコマースサイトを統合するために、今回もDrupalを採用しました。Drupal 8とDrupal Commerce 2.xが拡張性やカスタマイズ性に優れていたため、採用されました。

 

プロジェクトについて(ゴール、要望、成果)

クライアント様のコマースシステムはユニークです。ユーザーグループやそれぞれのターゲットのニーズに応えるために、デザインプロセス全体の中でユーザー体験の優先して考えました。以下の点を考慮しました。

 

B2C : クライアント様は外部の小売業者との関係を大事にしていて、訪問ユーザーを外部サイトに誘導して買い物を完了してもらう形をとっていました。ユーザーがその行動を取った時にも信頼してもらえるような体験を提供したいという要望がありました。

 

B2B : 販売活動や購入行為が根本的に違う中、B2Bの顧客はバルク買いするだけでなく、先方の社内スタッフにより発注書ベースで買い物をします(現金ではありません)。社内スタッフ、外部の買い手双方が利用できる仕組みが欲しい、という要望がありました。

 

VIP : VIPユーザー(ロイヤリティプログラムの参加者)は、簡単な販売員オンライントレーニングをすることの見返りとして、サイトから直接購入でき、割引適用した商品を購入できる仕組みでした。(社員割引のような仕組み)

 

それぞれのターゲットがどのようにそれぞれのビジネスやシステムに作用するのかを理解するために、クライアント様と深くコラボレーションすることで、統合型のEC及びコンテンツマーケティングプラットフォームとしてB2C/B2B/VIP向けのフルカスタムシステムを作成しました。

 

Drupalの長所である、柔軟で拡張性のある仕組みを活用できました。それぞれの成果は非常に重要なものとなりました。

 

B2C : 

  • 外部サイトに在庫情報、カート情報をシームレスに連携
  • 商品化とレコメンデーションツールの実装
  • ERPやPLM、そのほかのデータをインポートして作成するカタログ機能
  • 改善したコンテンツやカタログ管理機能
  • スマホ対応して改善したUI、UX

 

B2B : 

  • 在庫、価格、発注のためのERP、PLM連携
  • 買い手のための製品ラインナップごとの注文や注文履歴などの改善
  • 社内営業スタッフの発注業務の実行支援

 

VIP : 

  • 販売トレーニング終了の見返りとして提供する社員割引
  • 友達や家族割引、業界のキーマン向けの割引設定
  • オンライン決済の連携
  • 在庫、価格、発注、それら履歴管理のためのERP、PLM連携

 

Drupal 8とDrupal Commerce 2.xを使用することにより、B2BからB2Cコマースまで、統合的なコマースプラットフォームを提供することができました。

 

終わりに

この事例のポイントは、ターゲットごとに異なる購入方法や誘導を必要とするサイトだった、という点だと思います。

 

社内外の関係者がこのプラットフォームを通じて注文を完結し、その情報が基幹システムとも連携するなど、効率的な企業活動を行う大きな役割を担っている点が素晴らしいと思いました。みなさんにも参考になれば幸いです。