ANNAIマガジン
【開発者の認知負荷を解消】クラウドネイティブ時代の限界と、次世代の最適解「Platform Engineering」とは?
この記事の目次

クラウドネイティブの「理想」と「現実」

クラウドネイティブ技術の導入には、開発・運用のスピード向上や耐障害性といった理想がありました。ただ、現実の現場で起きているのは、コンテナ管理やIaCの運用、多層的なセキュリティ設定によるトラブルシューティングの複雑さです。

その結果、開発者の認知負荷が深刻化しています。 Kubernetesのオーケストレーションから、CI/CDパイプラインの構築、セキュリティスキャン、ログ分析に至るまで、開発者にはインフラ運用の専門知識(SREスキル)が強く求められるようになりました。これにより、開発者が本来のビジネスロジックの開発に割ける余力は、全体のわずか10%未満にまで圧迫されていると言われています。

「DIYクラウド」が招くTCO(総所有コスト)の肥大化

クラウド環境を自前で構築・運用する「DIYアプローチ」には、目に見えにくい巨大なコストが潜んでいます。 AWSやGCPといったクラウドインフラの月額利用料は、いわば「氷山の一角」に過ぎません。

水面下には、以下のような隠れたコスト(TCO)が重くのしかかっています。

  • 高騰している高度なSREエンジニア・インフラ担当者の採用・維持コスト
  • CI/CD構築やトラブルシューティングに費やす、開発者の工数
  • リリース遅延による機会損失(ビジネスアジリティの低下)

さらに、SREプラクティスを導入しようとしても、一時的に対応工数が増加して現場にストレスが蔓延する「Jカーブの谷(The Valley of Despair)」を自力で乗り越えられず、疲弊して頓挫してしまう組織も少なくありません。

Jカーブの谷

パラダイムシフト:開発者を解放する「Platform Engineering」と「ZeroOps」

開発者にすべてを自己責任で構築させるアプローチには限界が来ています。 そこで注目されているのが「Platform Engineering」という新たな概念です。
これは、複雑な技術的要素を抽象化し、開発者に対して「セルフサービス型の標準環境(ゴールデンパス)」を提供するアプローチです。標準化されたパイプラインやセキュリティポリシーがあらかじめ組み込まれているため、開発者は数クリックで本番品質のセキュアな環境を払い出すことができます。この思想を突き詰めたのが「ZeroOps」です。

「Stop configuring, start coding.(インフラの設定をやめ、コーディングを始めよう)」というビジョンのもと、インフラストラクチャの運用を完全に自動化し、開発者をインフラの保守・管理から完全に解放します。

詳細資料のご案内

具体的にどのようにして自社に「ZeroOps」の環境を構築し、エンタープライズレベルでのスケーラビリティとガバナンスを実現すればよいのでしょうか?

今回ご案内するダウンロード資料「クラウドネイティブ時代の限界と最適解」では、以下の内容をさらに深く掘り下げて解説しています。

  • グローバルリーダーであるルネサス エレクトロニクス社が直面した壁と、それを打破した「究極の抽象化」の成功事例
  • Kubernetesの専門知識を不要にするオープンソースのアプリケーションデリバリー基盤「Lagoon」の仕組み
  • 自社運用のAWSと、ZeroOpsプラットフォーム「amazee.io」のTCOおよびパフォーマンスの徹底比較
  • ANNAIが提供する次世代フルマネージドPaaS「DMC(Drupal Managed Cloud)」がもたらす事業運営のベネフィット

インフラ構築や運用保守にリソースを奪われることなく、エンジニアが本来の「価値創出」に専念できる環境を作りたいとお考えのリーダー必見の資料です。ぜひ、貴社のDX推進と開発組織の改善にお役立てください。

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この記事を書いた人: ANNAI株式会社

ANNAIは、2009年からDrupal専門のWebシステム開発会社として、世界規模で展開するグローバル企業や大学・自治体を中心に数多くのWebソリューションを提供。
CoreやModuleのコントリビューターなど、Drupalエキスパートが多数在籍。国内ユーザーコミュニティへも積極的にコミットし、定期的なセミナーの等の開催を通じて、オープンソース技術の普及や海外コミュニティとの緊密な連携を図っている。
Webシステムの企画・開発〜デザイン、クラウド運用までをワンストップで提供する他、Drupalのコーディングを評価する"Audit業務"や最適なモジュールの調査・選定等、幅広いコンサルティングを行っている。Drupalアソシエーション公式パートナー。