Drupal導入事例:アルジャジーラ 公共の自由と人権センター サイトリニューアル

この記事の目次

 

Al Jazeera Public Liberties and Human Rights Center(アルジャジーラ 公共の自由と人権センターのサイト)は、2008年にアルジャジーラ内の「デスク」として設立されました。今日では、ネットワークのさまざまな分野で働く多様なチームのスタッフより構成されています。編集チームは、Al Jazeeraにおけるすべてのプラットフォーム及び、ネットワーク、言語で活動しています。

ジャーナリストは、世界中の人権問題を調査したオリジナルのストーリーやコンテンツを制作し、ネットワーク内のニュースとして配信しています。このウェブサイトには、センターが主催するイニシアチブやイベント、プロジェクトに関連する多くの画像やビデオに関する情報が掲載されています。

2015年にVardotは、すべてのプラットフォームにおける、人間の権利に関するアルジャジーラの取り組みを1つのハブとしてまとめた新しいウェブサイトを開発しました。

このプロジェクトの目標

Vardotの目標は、訪問者にシームレスなユーザーエクスペリエンスをもたらし、編集者が使いやすい情報配信手段を構築することでした。ソーシャルネットワークと統合された、高いトラフィック処理能力を持つ、最新の多言語SEO対策に対応したサイトの構築が必要とされました。

メディアネットワークサイトに最適なCMSとは?

Vardotはこれまでにもアルジャジーラと提携して、SharekForumStreamCafeなど、他のアルジャジーラネットワークのサイトを開発してきました。これらのサイトはすべてDrupalで構築しました。Drupalを採用した理由としては、クライアントが、高トラフィック、異なる権限レベル、多数のサブページを処理できると同時に、ユーザーにとって安全で柔軟性のあるCMSを探していたからです。

AJ Public Libertiesプロジェクトでは、当社独自のDrupal 7ディストリビューションであるUber Publisherを使用しました。Uber Publisherはメディア制作者やオンラインニュースパブリッシャーのニーズを満たす理想的なディストリビューションです。

このディストリビューションのコンセプトはシンプルです:ほとんどのニュースサイトでは、テキストをすばやくアップロードしたり編集したり、セキュリティを強化するための役割と権限を作成したり、タクソノミータームを追加してコンテンツを整理したり、高いトラフィックを処理が要求されます。 Uber Publisherはただ、これらの機能を実装しているだけです。これは、オンラインパブリッシャー向けのモジュール、構成、設定および、カスタム開発を組み合わせたものです。

参考 : なぜ私たちの顧客はいつもDrupalを選ぶのか?

Uber Publisherの優位性

すでにある程度の開発がされている、Uber Publisherディストリビューションをウェブサイトの「土台」として利用することで、私たちのチームは基本的なコーディングにかかる時間を短縮し、Libertiesウェブサイトの独自機能の実装に集中することができました。その結果、Al Jazeera Public Liberties&Human Rights Centerのリニューアル作業は1カ月未満で完了しました。

さらに、Al Jazeeraには、コンテンツリストの表示をいつでもニーズに合わせてさまざまに変更できる機能を提供することができました。

Al Jazeeraのコンテンツマネージャーが紹介したいものに応じて、サイト上である特定の記事を特集記事として表示することや、優先度の高い重要なニュースを先に宣伝することができます。

たった1ヵ月で良いウェブサイトを構築することは非常に印象的ですが、私たちはもっと早く作業できることを楽しみにしています。 Uber Publisherをアップデートして、あらゆる種類のオンラインメディアにとってより普遍的な機能を実装することで、開発の時間だけでなく、メディアサイトの開設にかかるコストを削減することができます。

結論

エンタープライズ企業向けのサイト構築は、常に大きな挑戦を意味しますが、私たちのチームはお客様の期待を上回るものを提供することを心がけています。

アルジャジーラと共に働く前に、私たちは様々なクライアントのassumptionや業務の仕方を学んできました。そして、今回、私たちはこれらの案件を通して学んだ経験を元に、一か月未満でハイクオリティーなサイトを構築しました。

Al Jazeera Public Liberties & Human Rights Centreは人道支援組織の認知に多大な貢献しているように、VardotはDrupalの改善に貢献していきたいと思います。

終わりに

この記事はVardot社が独自に開発したディストリビューションパッケージである、Uber Publisherを利用して短期間でのリリースを実現したケースです。Drupalにはメディアサイト向け、CRM、コマース、オープンデータ公開など、目的に合わせた機能を提供するディストリビューションが多数存在します。

参考 : https://www.drupal.org/project/project_distribution

しかし、ディストリビューションのカスタマイズは、スクラッチからの開発より高度なスキルが要求されます。開発やサポートにかけられるリソースを考慮して、何を利用するか判断するのが良いでしょう。

ANNAIではオープンデータ用ディストリビューションであるDKANをカスタマイズした、オープンデータ公開ソリューションを提供しています。京都市オープンデータポータルサイトではDKANのカスタマイズを行い、高機能なデータポータルサイトを構築しました。

kyoto open data

このソリューションでは、DKANの標準ではサポートされていないグラフ関連の日本語表示や、日本向けの文字コードのサポート、ファイル内検索などの機能が盛り込まれており、サイトの運営者とユーザーの双方が、より簡単に日本語でオープンデータを活用できるようになっています。