Drupal がデジタル公共財(DPG)に認定
Drupal がデジタル公共財(DPG)に認定されました
Drupal コミュニティーの申請がデジタル パブリック グッズ アライアンス(DPGA)によって承認され、Drupal がデジタル公共財目録に登録されました。DPG は、ベストプラクティスを遵守し、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するソフトウェアに付与されるものです。
LocalGov Drupal を紐解く
LocalGov Drupal はイギリスの地方自治体ウェブサイトの構築に特化した Drupal ディストリビューションです。このブログポストでは、LocalGov Drupal の機能概要だけでなく、地方自治体やユーザーが受ける恩恵についても説明します。
Group モジュール v2.0.0 / v3.0.0 の新機能
今回、ANNAI のスポンサーのもと Group モジュールに新機能が追加され、2.0.0-beta1 および 3.0.0-beta1 としてリリースされました(2023/01 の時点での最新版は 2.0.0-beta6 / 3.0.0-beta6)。なお、2 つのバージョンが同時に公開された理由は後に詳述します。
Group モジュールとは?
Group モジュールは、多数のログインユーザーを持つサイト上において、Drupal コアのロールや権限では実現できない複雑なアクセス管理を、グループを作成することで可能にするモジュールです。例えば、部署ごとにグループを作成し、それぞれのグループ内のページを閲覧できるのはグループメンバーのみとなるよう設定するという使い方が可能です。
なお、ANNAI は Group 1.0 の安定版のリリースの際にもスポンサーを行いました。
「Drupal 8 スタートブック」で Drupal 9/10 を学ぶには
ANNAI では新入社員に「Drupal 8 スタートブック」(以下、本書)を使用しながら研修をしています。本書は基本的にはとてもわかりやすい本となっているので解説はそれほどいらないものでしたが、出版が 2017 年 1 月のため、現在の標準である Drupal 9/10 を使用しながら学習しようとするとそのままではうまくいかないところが増えてきました。最近入社したエンジニアの意見を参考にして、Drupal 初心者がつまづきやすいところ、理解しづらいところについて補足・解説していきたいと思います。
全体的注意点
本書の表記と画面上の表記の差異
翻訳の言葉が変わっていたり、執筆当時は英語だったものが翻訳されていたりして、本書の表記と画面上の表記が若干違うところがあります。
例えば、以下のようなものがあります。
9 つのシンプルなステップで Drupal 9 のテーマを作成してみよう
Drupal 9 を使えば、開発者やサイトオーナーはオーダーメイドのコンポーネントを柔軟に作成し、それらを組み合わせて魅力的なデジタル体験を構築することができます。テーマは Drupal のデザインブロックで、ウェブサイトの外観を表現します。Drupal 9 には、コアテーマとサードパーティーテーマが用意されており、最も人気があるのは Bootstrap テーマです。しかし、既存のテーマで満足できない場合はカスタムテーマの開発を検討すべきでしょう。Drupal 9 のカスタムテーマなら、要件に応じてデザインをカスタマイズすることができます。
Drupalcon Prague: Project Browser と Automatic Update モジュール
DrupalCon Pragueも残り半分となったところで、今日までに見てきたセッションの評価をしたいと思います。Automatic Updates プロジェクト、Project Browser、GitLabの統合、そしてCKEditor 5 へのアップデートについて詳しく説明します。この記事では、モジュールのAutomated UpdateとProject Browserに焦点を当てます。
さらに使いやすくなったDrupal
Drupal は徐々に複雑さの度合いを増してきました。コードだけでなく、コード標準や仕事の進め方によって、Drupal を使ったサイトの構築や、Drupal プロジェクトへの貢献にはより多くの時間がかかるようになりました。ドリス氏は基調講演で、Drupal で小規模サイトを運営するエンドユーザーにとってこれが何を意味するかを個人的な逸話を使って説明し、「良いソフトウェアはエンドユーザーを大切にする」と指摘しました。
デジタルアセットの管理・利用にまつわる問題を一手に解決するアクイア DAM
アクイア DAM は信頼できる唯一の情報源としての機能はもちろん、マーケターとクリエイターのコラボレーションや、大量のアセットの管理という煩雑な作業を確実に行うことを可能にするツールです。
オープンでフレキシブルなマーテックツール:アクイア Campaign Studio
アクイア Campaign Studio は Mautic をベースに開発され、Mautic には無い独自の便利な機能を多数備えています。シンプルで高い操作性を誇りつつ、オープンソースという特性により非常に柔軟にマーケターのニーズを満たすことができるマーテックツールです。
多様なチャンネルからの顧客データを統合・分析できるアクイア Customer Data Platform
今回は、多様なチャンネルから得られる顧客データを統合・分析できるスケーラブルな CDP であるアクイア Customer Data Platform を紹介します。
Drupal は 2022/2023 もトップクラスの CMS であり続けるのか?
このポストでは「2022 年以降も Drupal が主要な CMS プラットフォームであり続けるかどうか」という疑問に答えたいと思います。もしあなたが Drupal を試してみようと思っているのなら、2022 年現在の Drupal の価値を知る上でこのポストは役に立つことと思います。さっそく見ていきましょう。
Drupal 9: 一般的なエクスプロイトの経路をブロックする方法
Drupal サイトに対する脆弱性スキャニングのためのトラフィックへの対応は復数存在します。このポストではそれらを検証し、最も効果が高くサーバーリソースの節約につながる方法について説明しています。
Drupalcon Portland 2022 Driesnote 概要
今回の Driesnote では、主に Drupal 10 についてのアップデートおよび Drupal 11 が目指す方向性についての 2 点が語られました。特に Drupal 11 に関しては、Drupal のターゲットユーザーの拡大という大変エキサイティングなビジョンが示されました。
Drupal 10 についてのアップデート
Drupal 10 のリリース候補日は 2022 年 6 月・8 月・12 月の 3 つが挙げられていましたが、Driesnote では 12 月への延期が伝えられました。
CKEditor 5
リリース予定日延期の主な理由は、CKEditor 5 の導入に係る変更のために時間が必要であるためとのことでした。CKEditor 5 はそれまでのバージョンの完全なリライトであるため、アップグレードパスや後方互換性が提供されておらず、そのため Drupal コミュニティー(特に Acquia)は CKEditor の開発元である CKSource と密接に協力してアップグレードパスを鋭意開発中とのことでした。