2021 年 9 月に発足したデジタル庁は、社会全体のデジタル化をゴールに様々なプロジェクトを推進しています。
また「誰ひとり取り残されない、人に優しいデジタル化を」というスローガンのもと、利用者視点からのサービスデザインを目指しています。
このデジタル化の一環としてデジタル庁は、全府省が段階的に移行する政府統一Webプラットフォーム構築プロジェクトを実施しており、このための調査事業を ANNAI が担当することとなりました。
デジタル庁ウェブサイトのヘッドレス CMS への移行はこの調査事業の一部という位置づけで、政府統一Webへの適用を検討しているヘッドレス技術に関する知見を深めたり、デザインシステムを適用するための検証事業でした。
プロジェクトの背景
各省庁でバラバラに構築された政府ウェブサイトに対し、標準化・統一化を図ることで、利用者視点で利便性向上、システム担当者視点で費用/負荷軽減を目指すことを目的とされています。
府省庁ウェブサイトが持つ課題
- 政府ウェブサイトガイドブックに基づき構築されているウェブサイトも多いが、スムーズに情報をみつけてたどり着ける状況でない
- 障害者・高齢者が支障なく必要な情報にたどりつけるためのウェブアクセシビリティが不十分なページが存在
- ウェブサイトガイドブック等既存のガイドラインのみでは、情報提供・発信には不十分
- ウェブサイトの情報発信への信頼性が低いことが、DXへの信頼性低下を招く恐れ
デジタル庁に求められている対応
- デザインシステムを活用し、デジタル庁ウェブサイトの継続的な改善を実施しており、運用を多くの人が行っても、使いやすさが保てる仕組みづくりを構築している
- デジタル庁のデザインシステムを活用することにより、各府省のウェブサイトのユーザビリティ・ウェブアクセシビリティ向上に貢献
- 各省庁を巻き込みウェブサイトが改善する仕組みを検討展開していく
Drupal が採用された理由
デザインシステムを適用しやすく、データを再利用しやすいという理由で、再利用性を考慮したヘッドレス構成が選択されました。
また、機能を拡張できること、ライセンス費用が不要であること、汎用性を考慮してオープンソースを活用するという点から Drupal が選定されました。
出典:第3回政策評価・行政事業レビュー有識者会議資料:(1)政府共通ウェブサイトについて(デジタル庁)
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