NTTコミュニケーションズ様は、世界40カ国、120都市以上で、クラウド、ネットワーク、セキュリティ、
コンサルティングを提供している日本を代表するグローバルカンパニーです。
NTTコミュニケーションズ APIデベロッパーポータルはNTTコミュニケーションズ様が提供する、多岐にわたるサービスのAPIキーやAPIに関するドキュメントを一元化管理し、外部の開発者向けに公開するためのサイトです。
Drupalを導入した経緯
サービス毎に別々のサイトで公開されているAPI情報を一つのサイトに統合し一元化管理
NTTコミュニケーションズ APIデベロッパーポータルの公開以前は、API情報が各サービスのサイト内で個別に公開されている状態でした。そのため、NTTコミュニケーションズ様としては、それぞれ個別に管理されているAPIを一元化管理し、多言語で一つの統合されたプラットフォームで世界中に配信する必要性を感じておられました。
また、NTTコミュニケーションズ様は以前から、他のプロジェクトでDrupalを利用、研究されていたという経緯もあり、Drupalをプラットフォームとして選定されました。
機能紹介
APIゲートウェイ、契約者データベースとのシームレスな連携
各サービスAPI利用者はAPIゲートウェイを介してDrupalにログインしAPIキーを発行されます。
それぞれのサービスが提供する、APIキーとドキュメントを統一されたUIで公開しています。左側のメニューにはサービス固有のAPI情報と、契約情報や料金等に関する共通のAPIドキュメントへのメニューが用意されています。メニュー間のページ遷移にはAjaxを利用しています。Ajaxでストレスなくコンテンツを表示しながらも、各コンテンツが個別のURLを持つためブラウザへのブックマークも可能な仕様となっています。また、各種APIのサービスの死活状況の確認も可能です。
050IP電話アプリのAPIページ
サービスの死活状況の確認画面
Apache Solrを利用した高速な検索
サイト内検索検索機能にApache Solrを実装する事で、高速な検索とオートコンプリート機能を実装しています。
異なる部署、担当者毎のコンテンツ管理を強力にサポート
Network、App、Voice、IoTなど提供するサービスの種類により担当者が異なります。Drupalの強力で柔軟な権限設定を利用し、異なるグループに属する担当者が自分の所属するグループ内のコンテンツのみを編集できるような部署間の縦割りの権限設定を実装しています。また、追加されたコンテンツは自動でメガメニュー内にサービス毎に分類されて表示されます。
多言語対応
ヨーロッパ、アメリカにもサーバーを置き世界に向けてサービスを公開しています。そのため、Drupalの得意とする、多言語機能を利用して、細部まで完全に日本語と英語の両言語で表示できる仕様となっています。
ログイン時にはGoogleの2段階認証を利用
セキュリティの向上のため、ログイン時にはGoogleの2段階認証を実装しています。NTTコミュニケーションズ様の極めて厳密なセキュリティチェックに合格しています。
Markdown形式で作成したコンテンツに、自動で目次を作成
コンテンツ作成時にはMarkdownが利用可能です。Markdown形式で作成したコンテンツに自動で目次を作成する機能も実装しています。これにより、スムーズなコンテンツ作成を実現します。
ANNAIはDrupalの強みを生かし、お客様と二人三脚の開発体制でビジネスを勝利に導きます
NTTコミュニケーションズ APIデベロッパーポータルは、2016年の4月に公開されました。その後、約3か月のスパンで新規機能を追加しながらサービスの拡充を図っています。すでに数期のリリースを行い、さらに開発が継続中です。
開発者ブログも初回リリース後に、新規機能として追加された機能です。このブログをきっかけに、Enterprise APIs Hack-Nightというイベントも生まれました。開発者同士のビジネスレベルでのAPI利用における知見の共有や情報交換を目指すイベントとして定着しています。
情報化やグローバル化の中で、ビジネスを取り巻く環境は急激に変化しています。クライアントのニーズに合わせ、サイトやシステムを絶えず変化させていく事が求められる時代です。ANNAIはこれらの変化に迅速に対応し、クライアントのビジネスを勝利に導くパートナーとして、二人三脚のコンサルティング・開発体制を提案させていただいています。