Drupal開発実績 Pro-face (Schneider Electric)

Pro-face

 

Pro-face(Schneider Electric)様について

Pro-face(Schneider Electric)様は世界20ヶ国以上で活動するグローバル製造業です。

生産現場の各種設備や装置を自動化・最適化するさまざまなソリューションを提供する企業様で、産業用タッチパネル(操作表示器)、制御機器の開発、製造、販売などをされています。

グローバル製造業がDrupalを選んだ理由は?

これまでクライアントは、フルスクラッチの独自CMSでサイト運営をされていました。グローバルサイトの再構築を検討する過程で、自社の海外支店がDrupalでサイト構築・運営していることを知りました。

Drupalの柔軟性:「多言語で高機能」が決め手に

実際にそのサイトを利用する中でDrupalの柔軟性を知り、要望する機能を実装する可能性が高いと判断したため、本社管轄のグローバルサイトをDrupalにて構築することとなりました。20ヶ国超での営業活動を支える柔軟な多言語機能もDrupalが選ばれた理由の一つです。

グローバル製造業のウェブ活用課題とは?

日本本社 マーケティング部門が統括する多言語グローバルサイトを構築し、世界20ヶ国超のマーケティングを標準化できる方法を模索しておられました。具体的には以下のような課題をお持ちでした。

多言語でWebガバナンスを行いたい

多言語のサイトガバナンスが困難で、より良い方法を模索されていました。Pro-face様は、20ヶ国以上に多数の拠点をもつメーカー様です。製品数は数万点にのぼり、それらの最新情報を多言語で全ての拠点に間違いなく届けるだけでも大変なタスクです。

サイトに掲載されている情報が一元管理されていれば変更や更新は比較的容易ですが、サイトの管理は各拠点に任せておられました。そのため、拠点ごとに情報の精度にばらつきがあったことを課題と感じておられました。対応言語は37ヶ国語あり、数万商品 x 言語語分の情報を正しく効率的に管理・発信する方法を模索されていました。

DrupalでのWebガバナンス機能とは?

今回のケースでは全拠点共通して持つべき情報と、各拠点が独自発信できる部分を両方持たせたことです。具体的には以下の通りです。

親サイト・子サイト両方に独自編集エリアを設定

多言語サイトというと、同じサイトが多言語に展開されているだけのサイトをイメージしますが、このサイトは「拠点ごとに窓口ページがあり、それぞれのページが複数言語に対応しつつ、独自コンテンツも発信できるようにしている」という点が特徴です。全世界共通情報も持ちつつ、地域ごとの情報発信も可能にする構造にしました。

翻訳支援ツールで多言語化の効率アップ

今回のサイトリニューアルでは多言語サイト運営そのものを改革する支援も行いました。具体的には、翻訳支援ツールで多言語サイト運営が効率的になるよう配慮しました。

これまでクライアントはページ単位で翻訳を行なっていましたが、今回からサイトの要素ごと(ナビゲーション、コンテンツ、製品情報など)に翻訳する仕組みに変更しました。該当する箇所を現地スタッフが翻訳することにより、言語タブを切り替えるだけで各国語表示に切り替わる仕様に変更しました。これにより運営上のミスを最小限にすることができました。

顧客管理手法の課題とは?

マーケティングのグローバル化・標準化を進める中で、全世界の顧客管理を統合する計画があり、最も効果的で効率的な方法を模索しておられました。

国ごとに違う顧客管理の考え方

これまでクライアントは顧客管理も各国拠点に任せていました。文化の違いにより、顧客管理方法は国ごとに異なります。ある国では顧客情報を詳細に集めますが、他の国ではメールアドレスだけで管理するなど、集める情報量に差がありました。それらを統合しながらどのように顧客サービスを高めていくのかも含めて検討されていました。

顧客管理の標準化方法は?

まずは全世界の顧客データをどのように標準化するのかを考える必要がありました。解決法としては、ユーザーの入力情報が多いほど提供情報を増やす仕組みを実装し、データの標準化を推進しました。

ユーザーレベルごとに配信情報差し替え標準化を推進

例えば、ログインページにてメアドのみ登録しているユーザーには製品カタログのみ、企業情報全般を登録しているユーザーにはホワイトペーパー、事例集などを表示する、などを行いました。ユーザーレベルごとにインセンティブを設けることにより、登録情報の標準化を進めやすくしました。

製品情報発信の課題は?

サイトに製品検索機能がない

クライアントは長年にわたり、開発・営業・マーケティング部門が共通して閲覧、更新できる製品データベースを開発してきましたが、全社共通のシステムを導入することが難しかったと伺っています。

全社共通の製品情報がないことで最新情報がどれなのかがわからず、サイト更新にも影響するケースがあったそうです。また、階層化された製品データベースを持っていないことが原因で、サイトには製品検索機能がありませんでした。そのためユーザーは、多い階層のメニューを辿ってしか欲しい情報にたどり着けませんでした。

Drupalで製品データベースは構築可能?

可能です。Drupalは階層化されたデータを扱うのが得意なフレームワークですので、要望されていた製品データベースの構築は可能でした。具体的には以下の通りです。

部門横断の製品データベースを構築し、多言語で全文検索機能を実装

製品データベースの構築は、階層化された製品データベースの企画を見直すことからはじめました。製品数は万単位、1製品には1,000項目以上の仕様が含まれ、それらを37ヶ国語で展開する必要がありました。最も効率的に運営管理できる方法を決定するため、クライアントと議論を重ねました。

ベースとなる企画を決定したのち全ての言語に展開、その製品データを一元管理することで、製品検索機能の実装が可能になりました。検索機能は製品比較、全文検索、ファセット検索を加えたハイブリッド検索を実現しました。詳細はこちらをご覧ください。

製品関連情報も自動表示しユーザー体験アップ

また、製品情報はカタログ・マニュアル・仕様書・関連ソフトウエアなどの情報が紐づいて初めて付加価値になります。それを達成するために、今回企画したデータベースに紐づける形で関連情報も表示するようにしました。

多言語サイトの運営コストは高い?

世界の拠点サイトを個別にサーバーを設置し、別のインスタンスとして管理すると、莫大な運営コストがかかりますので、コストについてはクライアントも意識されていました。なるべくコスト安を求めたいが、サイトの機能性を失わない方法を模索されていました。

個別管理の場合、サーバー、サーバー管理者、ウェブ管理スタッフなどの人件費も加えると相当な規模になります。これを削減しながら高機能な多言語グローバルサイトを運営する方向性を検討されていました。今回は以下の方法でコスト削減を達成しました。

AWSを活用し1拠点から世界配信、大幅コスト減を達成

AWSクラウドサーバーを使いコスト削減を行いました。具体的には、東京1拠点から世界へコンテンツ配信することにより、大幅なコスト削減を達成しました。各国にサーバーを置きサイト管理する方法を避けることで、コスト削減を達成しただけでなく、データベースをシンクロする際の技術的障害も取り除くことができました。

また全世界からのアクセスに対し表示速度を損なわないようにするため、数々の対策を行いました。詳しくはこちらをご覧ください。

デザイン面の注目ポイントは?

レスポンシブ対応のデザインを導

タブレット表示にも対応し、営業活動が効率化するように配慮しました。サイトには製品比較、豊富な製品情報・関連情報など、営業現場で活用できる機能・情報がたくさんあります。営業の方がサイトの情報をそのまま商談時に利用できるように、レスポンシブ対応のデザインにしました。

商用CMSと比較したDrupalのメリットは?

Drupalは無料のオープンソースフレームワークで商用CMSより低コスト

Drupalは商用CMSと違い、高品質なシステムを比較的低コストで導入できます。商用CMSで自社専用のシステムを開発しようとすると、多額のライセンス料+カスタマイズ費用が派生するため、システム開発そのものが巨額の投資になってしまいます。

一方Drupalは、こちらのサイトから誰もがインストールして利用できる無料のソフトウエアです。そのため商用CMSのようにライセンス費用がかからず、自社専用のシステムを比較的低コストで導入できます。

Drupalは大量データ取り扱いが得意なフレームワーク

Drupalは大量のデータを効率的に扱うのが得意なフレームワークです。今回のプロジェクトにて導入した機能(高機能多言語サイト、顧客データベース、製品データベース)はすべてDrupalの中で一元管理できました。

そもそもウェブ、顧客データベース、製品データベースというのは個別のものとして考える企業様が多いと思います。そのため、それぞれに対し機能追求した結果、〜数億円の予算を見積もるケースもあると思います。Drupalだとそういった見積もりになることは少ないのではないかと思います。

政府も認める安心のセキュリティ

Drupalはアメリカ政府やオーストラリア政府なども安心して利用するプラットフォームです。Drupal自体の安全性を確保するために専用のセキュリティチームが常に監視・対策を行なっているため、高いセキュリティレベルを保ち利用できます。詳しくはこちらをご覧ください。