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Drupal8

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このページではDrupal(ドゥルーパル)の導入を考えている方に向けて、日本語でどこよりも詳しくDrupalの特徴や他のCMSとの比較やインストール方法、基本的な使い方までを詳しく説明します。このページの各コンテンツをお読みいただけるとDrupalに関する基礎知識が身に付きます。

Drupal(ドゥルーパル)とは?

Drupalは世界的な大企業、政府機関、大学、NGOなど大規模なサイトを中心に幅広く利用されている、プログラム言語PHPで記述されたオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。Drupalは非常に柔軟で拡張性の高いプラットフォームのため、単に通常のウェブサイトを公開するだけではなく、多言語でさまざななデバイスに向けた情報の配信が可能です。Drupalはdrupal.orgで配布されています。

drupal.org

Drupalの特徴とできること

Drupalは「CMS」としての側面と、「ウェブアプリケーションフレームワーク」という2つの側面を合わせ持つシステムです。Drupalを単にCMSとして解説している記事を多く見かけます。しかし、Drupalは一般的なCMSに比べて汎用性が高く、複雑なシステムを構築できるフレームワークとしての特徴を合わせもっています。

Drupalを利用する事で、会員制サイト、SNS、社内のイントラシステム、などを構築することができます。また、最近ではDrupalを情報を配信するためのハブとして利用し、様々なデバイスやシステム向けに情報を配信していく「ヘッドレスDrupal」という活用でも注目を集めています。

Drupalについてもっと詳しく知りたい方には、以下の記事をお勧めします。

Drupalの強み

数あるウェブアプリケーションフレームワークの中で私たちがDrupalをお勧めする理由は4つあります。
Drupalは「Webガバナンス」「多言語対応」「セキュリティ」「拡張性」の観点から、非常に優れたシステムであるためです。

DrupalはWebガバナンスの統制に向いてる

大規模なサイトにおいては、大量のコンテンツを統制を保ちながら、どのように管理していくかは大きな課題です。数百人~数千人規模で、複数の拠点にてサイト運営が行われる場合もあります。それに加え、それぞれのコンテンツや編集者には部門や部署などの所属組織が存在します。これらのコンテンツを所属組織毎に承認フローを経て公開するなど、組織内のガバナンスを維持しながら大量のコンテンツを維持管理してくのはとても大変なことです。

Drupalの利点は、他のCMSやプラットフォームと比べて「サイト内のデータを効率的に再利用できる点」です。一つのコンテンツを様々な表示方法やデータ形式で公開する機能が充実しています。そして、それらのコンテンツをカテゴリ毎に分類し、ユーザーや組織と紐づけながら管理する機能を実装しています。また、ユーザーや組織に対して、非常に詳細な権限設定を行う事も可能です。Drupalの持つこれらの機能を活用する事で、組織内の大量のコンテンツを効率的に一元化管理する事ができます。

Drupalによるコンテンツの一括処理
大量のコンテンツ運営に役立つコンテンツの一括処理機能 (Drupal8+モジュールで実装)


Drupal8では標準で承認ワークフロー機能を備えています。また、拡張モジュールを利用する事で、所属グループ毎の縦割りの権限設定を実装することも可能になります。これらの機能を駆使することで、Drupal8ではより効率的なコンテンツ管理が可能になりました。

以下にDrupalを用いて、コンテンツ管理やウェブガバナンスの問題に取り組んだ事例をご紹介します。

Drupalは標準で多言語対応

Drupalがグローバル展開している大企業や国際機関に広く採用されている理由に「強力な多言語機能」があります。例えばグローバルに多言語で展開する組織において国ごとに個別のサイトを立ち上げ管理していた場合、もしサイトに変更が出た場合には、それぞれの言語や地域のサイトに対して個別に変更を加える必要があります。これには非常にコストがかかります。仮にDrupalの多言語機能を利用して、一つのサイトで全ての言語のページを管理していればこれらの手間を大幅に削減することができます。

Drupalの最新バージョン Drupal 8では、標準で100近い言語に対応し、サイト内のあらゆるコンテンツや要素に対して翻訳を追加できます。他のCMSでは言語ごとにサイトを立ち上げて擬似的に多言語対応をするケースがありますが、Drupalの場合はそれぞれのページ、URL単位での多言語化に標準で対応しています。

以下のページはDrupal8の標準の多言語機能のみを利用して作成されています。

Drupalの専門会社によるコンサルティング、システム診断、開発、保守管理  KAIZEN 日本語ページ
Drupalの専門会社によるコンサルティング、システム診断、開発、保守管理  KAIZEN 英語ページ
 

Drupalの多言語機能
Drupal8標準の多言語機能を利用して実装されたページ


以下にDrupalの多言語機能に関する記事をご紹介します。

 

Drupalはセキュリティが強固

Drupalはグローバル企業や大学だけでなく、ホワイトハウスやオーストラリア政府など、各国の政府機関でも利用が進んでいます。その理由は「セキュリティの高さ」です。Drupalには専門のセキュリティーチームがあり、システムの状況を常に監視しています。Drupalセキュリティチームは、潜在的な脆弱性を調査、検証、勧告するために活動しています。その他、Drupal本体や拡張モジュールなどの脆弱性の解決や、安全なコードの書き方などのドキュメントの提供、セキュリティーに関する勧告の周知を行っています。

脆弱性はその重要度に応じて5段階で評価され、定期的に周知されます。これらの周知の度にシステムのアップデートを行い、システムを最新に保つ事でDrupalの持つ強固なセキュリティーの恩恵を得る事ができます。「Drupalのセキュリティ:Drupalの安全性について」も参考になりますので、よろしければご覧ください。

Drupalのセキュリティ情報は以下のページやTwitterで公開されています。Drupalでサイトを運営されている方は、Emailやrssフィード、Twitterによる配信等を利用して、常に最新の情報を取得できるようにしてください。


Drupalはテクノロジーの進化に応じてバージョンアップします。その際、各バージョンのリリースサイクルが明確に定められています。そのため、現在使用しているバージョンに対するセキュリティアップデートがいつまで継続されるのかを事前に知ることができます。このサイクルを念頭に置きながら開発やサイトのリニューアルを行う事で、将来的なセキュリティリスクを大幅に低減する事ができます。

Drupalのリリースサイクル
Drupalのリリースサイクル



以下にDrupalのセキュリティに関する記事をご紹介します。

優れた拡張性

Drupalの開発スタイルは「欲しい機能を最初から作る」ではなく「欲しい機能は既存の拡張モジュールを組み合わせて作る」というものです。Drupalのエコシステムには既に2万を超える拡張モジュールが存在します。個々の拡張モジュールは比較的小さな機能を提供おり、それらを組み合わせて目的の機能を実装していくのがDrupalの開発スタイルになります。

そのため、Drupalによる開発や機能実装を行う場合には、以下のアプローチで開発を行うことで、コストを抑え、品質の高いシステムを構築することができます。

  1. まずその機能を実現できるモジュールが無いかをdrupal.orgのモジュールページで探してみる。
  2. モジュールで実現できない場合にはコードによる開発を行う。

また、Drupalは他のシステムと連携しやすいという特徴があります。DrupalはフレームワークレベルでRDFやREST APIがサポートされています。そのため、既存のシステムと連携を簡単に実現することができます。

以下にDrupalの拡張性や外部システムとの連携に関する記事をご紹介します。

Drupalの仕組み コア、拡張モジュール、テーマについて

Drupalを構成するファイルは大きく分けて、コア、モジュール、テーマに分かれています。コアはDrupal本体、モジュールは機能を提供します、テーマはレイアウトやデザインなど外観に関することを担っています。これらは、全てdrupal.orgから無料でダウンロード可能です。

Drupalコア

コアはDrupal本体そのものになります。Drupalコアだけで、システムを稼働させることも可能です。特にDrupal8ではコア単独でも多言語機能やワークフローなど、一般的なCMSに求められる機能を実装しているので、かなり多くの事がコアのみでも可能になっています。

Drupalコアのダウンロードページ (drupal.org)

インストール直後のDrupalの初期画面
インストール直後のDrupalの初期画面
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Drupal7とDrupal8のどちらを利用すべき?

現在サポートされているバージョンはDrupal7とDrupal8です。これから開発や導入を行う際に、どちらを選ぶべき多という質問を良くいただきます。以下にそれぞれのバージョンの現状のメリット、デメリット挙げました。どちらを利用するかは、Drupalを利用して、何を実現したいのか、予算、これから先何年メンテナンスを行うのかを考慮して決定する必要があります。以下のガイドラインを参考に要件にあったバージョンを選ぶようにしてください。

Drupalのバージョンを選択する際のガイドライン
  メリット デメリット
Drupal7
  • 利用可能な安定したモジュールやテーマが豊富なため、D8に比べて低コストで機能追加や開発が可能
  • 導入実績が多く情報が多い
  • 多言語対応に手間がかかる
  • サポート終了期間が早い
  • コアだけでできる機能は少ない。モジュールを多く導入する必要がある。

Drupal8

 

  • D7に比べて多言語対応が無理なく可能
  • コアの機能だけで多くの事が可能
  • 当分サポートが続くので長期間運用す るサイト向き
  • 利用可能な安定したモジュールやテーマが少ないため、開発にはコストや技術力が必要

Drupalのコアやバージョンについて、もっと詳しく知りたい方には、以下の記事をお勧めします。

拡張モジュール

Drupalの強みは拡張モジュールを利用して様々な機能を追加、拡張できることです。DrupalのモジュールはWordPressにおけるプラグインに相当するものと考えていただけると分かりやすいと思います。モジュールもコアと同様にdrupal.orgから無料でダウンロード可能です。

Drupal モジュールのダウンロードページ (drupal.org)

拡張モジュールの提供する機能と特徴

drupal.orgで公開されている拡張モジュールの数は2万を超えます。そのため、拡張モジュールを導入すると何ができるかは、モジュールによって異なるため一概には言えません。Drupalのモジュールの特徴としては、個々のモジュールが提供する機能が小さく、小さな機能同士を組み合わせてシステムを構築することが可能な点です。

小さな部品(モジュール)を組み立てながらシステムを構築していくスタイルから、Drupalはレゴブロックに例えられます。一つ一つの機能は小さいですが、それらを組み合わせることによって大きな機能を実装できます。では、実際にモジュール同士を組み合わせて機能を実装した例を見てみましょう。

モジュールを同士を組み合わせて実装した機能の実例

弊社提供サービスDrupalの導入支援・開発・保守管理サービス KAIZEN のお申込みフォームにはWebformモジュールを利用しています。そして、Webformで実装されたフォームのスパム対策として、reCAPTCHAモジュールを導入しています。このように、モジュールにより提供される機能同士を組み合わせてシステムを構築する事が可能な点がDrupalの特徴とも言えます。

webformにreCapthaを導入

 

Drupalの導入支援・開発・保守管理サービス KAIZENで使用している拡張モジュールを以下にまとめました。モジュールがどのような粒度でどのような機能を提供するのかお分かりいただけると思います。

モジュール名 提供する機能
Simple XML Sitemap xmlサイトマップを自動で生成します。
Webform 高機能なフォーム機能を提供します
reCAPTCHA googleの提供するreCAPTCHAをフォームに導入します
Metatag コンテンツのメタタグを管理する
Admin Toolbar Drupalコアの管理メニューにドロップダウン機能を追加する。

モジュールの探し方と選定時の注意点

2万を超えるモジュールの中から、目的の機能を実現するモジュールを探すのは大変なことです。中には開発状態で不安定なモジュールや、セキュリティアップデートの対象外のモジュールも存在します。安全に安定したシステムを開発するためには、それぞれのモジュールの開発状況や利用実績などを考慮して慎重に選択する必要があります。モジュール選定時にはDrupal初心者講座 第15回 Drupalの拡張モジュールの選定と使い方を参考にしてください。

Drupalのモジュールについて、もっと詳しく知りたい方には、以下の記事をお勧めします。

テーマ

Drupalのテーマはサイトの外観やレイアウトに関する部分を担っています。Drupalのテーマはdrupal.orgから無料でダウンロードできます。また、有料テーマなども広く販売されています。以下のリンクからDrupalのテーマをダウンロードできます。

Drupalのテーマダウンロードページ
Drupalのテーマダウンロードページ
 

Drupalのテーマの提供する機能と特徴

Drupalはインストールした直後は素っ気ない青いページが表示されますが、テーマをインストールすることで外観を変更することができます。テーマは通常のページと管理ページで個別に設定可能です。そのため、通常ページと管理ページの外観を分けることも可能です。

また、Drupalではブロックを配置しながらサイトを構築していきます。そのため、Drupalのテーマには外観以外にもどこにブロックを配置する場所(リージョン)を定義する情報も含まれています。そのため、以下の図のようにテーマ毎にブロックを配置可能なリージョンも異なります。

Drupalのブロックレイアウト
ブロックを配置可能なリージョンはテーマによって異なる


Drupalのテーマについてもっと知りたい方は、以下の記事をお読みください。

Drupalのインストール方法

Drupal を動かすには、データベース、PHP、Webサーバーの3つが必要になります。まずデータベースは、MySQL やその互換ソフトウェア(MariaDB、Percona Server)が推奨されています。PHP は(Drupal 8 の場合)バージョン 5.5.9 以上が必要です。Web サーバーは、Apache のほか Nginx も広く使われています。これらはWordPressを稼働可能な一般的なレンタルサーバーの要件と同程度です。Drupalの稼働要件の詳細については以下のページを参考にしてください。

Drupalのインストール方法や環境構築について知りたい方は以下の記事をお読みください。

Drupalのディストリビューション

Drupalには特定の用途や目的に最適なモジュールや構成を1つのパッケージとして配布している、ディストリビューションが存在します。 要件に合ったディストリビューションを利用するで、開発を最小限に抑え、低コストで迅速なシステム構築可能となります。

Drupalディストリビューションのダウンロードページ

国内におけるDrupalディストリビューションの活用例

国内におけるディストリビューションの活用事例として有名なケースでは、自治体の運営するデータポータルサイトへのDKANの導入です。 DKANはデータポータルサイトを構築するためのディストリビューションで、各国の政府機関で広く利用されています。 国内においては、京都市の運営する「京都市オープンデータポータルサイト」で利用されています。詳細については、以下のリンクをご覧ください。

京都オープンデータポータル
DKANの導入事例 京都オープンデータポータルサイト

Drupalをもっと知りたい方、お困りの方は以下もご利用ください。

10年以上の実績を持つDrupal専門会社によるコンサルティング、診断、開発、保守管理サービス KAIZEN ANNAI

ANNAIは2007年からDrupal専門の開発会社として多くの案件に携わってきました。その中で、Drupalをお使いの方々から、さまざまなご相談をいただいてきました。
Drupalのプロとして、本当に信頼のできるサービスをご提供したいという信念の下、Drupalに関するコンサルティング、診断、保守、開発サービス「KAIZEN ANNAI」をご提案します。

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「大規模サイトにDrupalが適している3つの理由」ホワイトペーパーを無料ダウンロードできます

アメリカ政府、オーストラリア政府、ファイザー製薬、スタンフォード大学など、政府やグローバル企業、大学などで利用されるオープンソースフレームワーク Drupal。
近年、日本でも政府や自治体、大企業を中心に導入が進んでいます。大規模サイト・多言語サイトの構築やリニューアルを検討されている方向けにホワイトペーパーを無料提供しています。ぜひダウンロードください。

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ANNAI執筆のDrupal解説本「Drupal8 スタートブック」作りながら学ぶWebサイト構築

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Drupalのインストール

一般的なレンタルサーバー、AWS等のクラウドサーバーなどへのDrupalのインストール方法を紹介します。インストールに必要なシステム要件一覧などの情報も掲載しています。

Drupalの多言語対応

Drupalは非常に優れた多言語CMSです。特にDrupal 8では多言語機能が非常に進化し、標準でサイト内のあらゆる要素に対して多言語化を行う事が可能になりました。多言語・グローバルサイトの構築を検討の際はぜひ以下の記事をご参考ください。