Drupalを導入した経緯
講座の参加者同士はテーマに沿った議論を行い、それらを成果物として期末に発表する必要がありました。システム導入以前はメーリングリストを利用して議論を行っていました。しかし、メーリングリストだけでは深い議論を行うのは難しく、オンライン上で情報を共有しながらより深い議論を行う事が可能なシステムの導入が求められました。
また、参加者同士の議論だけではなく、講座やイベントの開催情報の告知などをウェブサイトとして外向けに配信する必要もありました。Drupalの柔軟な権限設定とグループ機能を利用する事で、外向けのウェブサイトとしての機能と、講座参加者向けのグループウェアとしての機能を同時に実現しました。
機能紹介
グループ機能
グループ毎に使える機能を設定可能
講座やワークショップなど、開催されるイベント毎にグループを作成できます。グループにはユーザーを追加する事ができ、グループに参加したユーザーは、ディスカッション、投票、スプレッドシート、アトリビュート分析機能などを使う事ができます。これらの機能はグループ毎に設定可能で、グループに応じた機能のみを利用可能にすることも可能です。グループの公開、非公開もグループ毎に設定可能です。
グループの階層化に対応
グループ内でチームを作るなど、グループの中にグループを作成できます。下の階層のグループは上位のグループで利用できる機能を継承する事ができます。
メーリングリストと連動したディスカッション機能
グループ内に話題毎にディスカッションを作成できます。ディスカッションはメーリングリストと連動していまして、スレッドを立てるとディスカッション参加者に自動でメールが通知されます。そのメールに返信する事で、スレッド内に返信内容のコメントが自動で作成されます。これにより、サイト内だけではなくメーリングリスト上でディスカッションを展開する事も可能です。
スプレッドシート作成機能
オンライン上でスプレットシートの作成が可能です。エクセルとしての出力機能にも対応し、ディスカッションをサポートします。
アトリビュート分析シート作成機能
エディタ上に設定されたテンプレートを利用して、アトリビュート分析シートを作成する事ができます。
ANNAIではイントラ向けのシステムにもDrupalをお勧めします
Drupalの持つ高度な管理権限やユーザー管理機能は、社内イントラ向けのナリッジ共有やディスカッション支援システムにも最適です。また、今回の京都高度技術研究所ディスカッション支援システムのケースのように、外向けには通常のウェブサイトと、組織内のグループウェア機能を単一のシステムでシームレスに実現できるのは、Drupalならではの強みとも言えます。社内イントラ向けシステムを導入をご検討の際はぜひ、ANNAIにご相談ください。