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Drupal 9/10 のシステム要件
この連載では Drupal 9 / 10 を前提としますので、最初に Drupal 9 / 10 のシステム要件を確認しておきましょう。Drupal の公式サイトで次の資料が公開されています。
https://www.drupal.org/docs/system-requirements
Drupal を動かすには、データベース、PHP、Webサーバーの3つが必要になります。まずデータベースは、MySQL やその互換ソフトウェア(MariaDB、Percona Server)が推奨されています。PHP は バージョン 7.3 以上が必要です。Web サーバーは、Apache のほか Nginx も広く使われています。各要素とも他にもサポートされる製品がありますが、最初はここで挙げた最も一般的なものから始めるのが良いでしょう。
Drupal 9 / 10 のシステム要件一覧表
システム要素 | サポートされる製品/バージョン | 備考 |
---|---|---|
データベース | MySQL / Percona: 5.7.8 以上 MariaDB: 10.3.7 以上 | 他に PostgreSQL、SQLite もサポート。 拡張モジュールを使用すれば Microsoft SQL Server やMongoDB も 使用可能。 |
PHP | Drupal 9: 7.3 以上 Drupal 10: 8.2 | Drupal 9 は 7.3/7.4 でも動作するが非推奨。また 8.1.6 以上を推奨 |
Webサーバー | Apache: 2.4.7 以上 Nginx Microsoft IIS PHP Built-in Web Server(開発専用) | Apache は mod_rewrite が必要(Clean URL モジュールのため) |
Drupal 9 / 10を動かす方法
Drupalを動かすには、次のような方法が考えられます。
- ローカルで動かす方法
- クラウドサービスを利用する方法
- レンタルサーバーを利用する方法
最終的にサイトをホストするにはクラウドサービスやレンタルサーバーを利用することになりますが、サイト構築や開発の過程では、やはりローカル環境が必要になると思います。今回はまず、ローカル環境にインストールする方法を紹介します。ローカル環境で Drupal を動かす方法については、ANNAI マガジンの 「手軽に本格的な Drupal のローカル開発環境を構築してみよう
」を参照してください。
まとめ
今回はローカル環境で Drupal 9 / 10 を動かすための選択肢と、その具体例として DDEV や Lando を利用する方法を紹介しました。
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