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drupal-85
この記事は「 https://www.ostraining.com/blog/drupal/drupal-85 」の翻訳です。
この記事の目次

今回は、8.5で使用できる3つの主要な新機能について紹介します。

新機能#1:Layout Builder

私にとって、最も楽しみなDrupal 8.5の機能はLayout Builderです。
ページビルダー機能に関しては様々な意見があると思いますが、ウェブサイト構築の世界において、多くの人に愛されている機能です。 ドラッグ&ドロップ操作によるページビルダー機能については多くのエンドユーザーが関心を持っています。

Drupal用語で上記のことについて考える場合、最善の方法は「Panels in core(Panelsをコアに導入)」という事になります。

  • Layout Builderモジュールを有効にします。これは実験的なモジュールですので、注意して使用してください。

    layout-builders

  • これらのモジュールを有効にした後、「Structure」と「Manage Display」に進みます。
  • フィールドが「Manage layout」ボタンに置​​き換えられていることがわかります。

    manage-display-85

  • このボタンをクリックすると、レイアウト設定画面に移動します。ここでは、Panelsに似たページビルダツールが表示されます。あなたはそのページ内の異なるリージョンに対してフィールドや他のアイテムをドラッグ&ドロップで配置することができます。

    drupal-field-layout

  • 「Add Section」ボタンをクリックすると、右側のサイドバーにレイアウトの選択肢が表示されます。

    click-add-section

  • レイアウトの各セクションの中で、Drupalのさまざまな項目から選択してページに配置できます。これが「Panels in core」であるという事をまだお伝えしていませんでしたね。一目見ただけで、これは非常に改良されているように見えます。ユーザーインターフェイスは明らかにPanelsに比べて改善されています。

    drupal-85-layout-builder

新機能#2:Settings Tray

これはDrupal 8.5で導入された実験モジュールです。

モジュールを有効にした後、管理ツールバーの左上隅にある青色の「Edit」ボタンをクリックします。

enable-settings-tray

これですべてのブロックの横に「Quick edit」リンクが表示されます。以前のバージョンでは、「Configure block」リンクしかありませんでした。

quick-edit-drupal-block

「Quick edit」をクリックすると、サイトのサイドバーにブロック配置オプションが表示されます。これはモジュールタイトルの「Settings Tray」です。これにより、複数のページ間で2つのスイッチを前後に切り替えなくても、ブロックの配置が簡単になります。

settings-tray-module-edit

新機能#3:Mediaモジュール

MediaモジュールがDrupal8.4に導入されたのは6ヵ月前のことでした。ところが、8.4では、Mediaモジュールは完全に隠されていました。 8.5では、Mediaモジュールは安定バージョンとなり、表示されていますが、デフォルト設定では無効になっています。

ここをクリックして、新しいMediaモジュールの使用方法の概要を確認できますが、以下でMediaが8.5でどのように動作するかについて簡単に説明します。

  • Mediaモジュールを有効化し、「Structure」に行き、 Media types"に移動します。
  • Audio、File、Image、Videoの4種類があります。

    media-types-screen

  • 新しい領域を追加すると、古い「image」タイプと「file」タイプの横に「Media」オプションが表示されます。

    new-media-field

  • 各領域の設定を選択すると、受け入れ可能なMediaタイプを選択できます。

    media-type

  • この新しいMediaのワークフローの使いやすさは完璧ではありません。コンテンツ作成者がMediaフィールドを見る際、Mediaを追加するために新しいスクリーンに送られます。他の画面通してナビゲートした後、ここに戻って新しくアップロードされたファイルを選ぶことができます。

    create-new-media

  • この時点では、閲覧可能なMediaライブラリはありません。ユーザーはファイルのタイトル検索して利用する必要があります:

    choosing-drupal-media

結局、8.5のMediaは進歩はしているものの、まだ制限があります。古いImageとFileフィールドタイプは、いまだに標準の選択肢であり、実際にはほとんどのサイトで古いフィールドタイプが引き続き使用されると思います。

正直なところ、デフォルト以外のステータスや、いくつかのユーザビリティ上の問題は私をがっかりさせました。私たちはMediaモジュールが本当に使いやすくなる前のDrupal8.6を見ているのかもしれません。

概要

Drupal 8.5は、ワクワクするようなリリースになるべく発展しています。

私は最終的に安定化したContent Moderationや、デフォルトで有効になっているBigPipeなど、他の多くの改善に触れていませんでした。

あなたは8.5で、楽しみにしている他の機能を見つけましたか?

 
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この記事を書いた人: Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
マーケティングマネージャー
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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