ANNAIマガジン

Drupalの保守管理・メンテナンスに関する記事

Drupalを安全に運用していくためには欠かす事の出来ない、セキュリティアップデートや保守・メンテナンスに関する記事の一覧です。ANNAIのDrupal保守管理サービス「KAIZEN Drupalシステム保守サービス」もぜひご利用ください。

Drupal コミュニティーの 3 つのイニシアティブを表す絵

Drupalcon Lille 2023: パート 2

Drupal さんの旅行記 第二章:暗雲を振り払う

旅行記第一章では、Drupal さんが近隣の町々を訪ねて得た知見を元にどのようなイニシアティブで Drupal 村の状況改善を図ったかについてが語られました。しかし暗雲は濃くなるばかりで、外からは Drupal 村が見えなくなりそうな程でした。さて、Drupal さんはこの状況をどのように乗り越えるのでしょうか。

Drupalcon キーノートでステージに立つ Dries 氏

Drupalcon Lille 2023: パート 1

10 月 17 ~ 20 日に開催された Drupalcon Lille に参加してきました。

フランス北部の Lille(リーレ)で開催された今年のヨーロッパの Drupalcon は、COVID 19 のパンデミック発生以降、欧州の Drupalcon としては初めてマスク着用が義務化されないイベントとなりました。参加者数は約 1,300 人と、パンデミック以前と同等の規模となりました。参加者達は会場中で和気藹々と話し合ったり、積極的にコントリビューションを行っていたりと、パンデミック以前と同様の活気に溢れたフレンドリーな雰囲気に包まれたカンファレンスとなりました。

キーノート:Driesnote

Drupal の創始者でありプロジェクトリードの Dries による恒例のキーノート “The state of Drupal” は Driesnote と呼ばれ、Drupalcon におけるセッションのハイライトの一つです。Driesnote では Drupal を取り巻く環境の分析と、それに基づく Drupal の戦略が語られます。

開発用エディターが表示されるノートパソコン(イメージ画像)

Drupal 導入前に必ず考えたい「保守」のこと

Drupal は非常に生産性の高い CMS・フレームワークです。しかし、コアのセキュリティー更新、コントリビュートモジュールの完成度や互換性、各種ライブラリのアップデートなど、気をつけなければならないポイントがいくつかあります。

Drupal コアのメジャーおよびマイナーアップデートは事前に決定されたスケジュールに基づき行われます。またバグフィックスや脆弱性対応などパッチレベルのアップデートに対しては、それぞれ月次のリリースウィンドウ(公開予定期間)が定められています。詳細については公式ドキュメンテーションを参照してください。

弊社が Drupal の開発を行ってきたなかで、主に保守(メンテナンス)の観点から重要なポイントを紹介したいと思います。弊社の Drupal 保守サービスにご興味をお持ちの方は「KAIZEN Drupal システム保守サービス」ページもご覧ください。

Drupal logo

Drupal 7 のサポート終了が 2025/01/05 に決定

Drupal 7 のサポートは既に 2 回延長されてきましたが、今回の発表では、今後さらなる延長は行わないことが明言されました。 以前の延長とは異なり、さまざまな制約が加えられたことで、Drupal 7 サイトを安全な状態で保守することが今までよりも困難になります。「延長」という言葉で安心せず、告知の内容を熟読してサポート内容をしっかり理解したうえで、今後の保守やアップグレードについて計画することを強くお勧めします。 また、実質的には 2024 年末までに移行を終了する必要があることにもご注意ください。

Drupal logo

Drupal 10 のリリースは 2022 年 8 月を予定

Drupal 8 から 9 へのアップグレードは、この 10 年間で最も簡単な Drupal のメジャーアップグレードでした。次のバージョンも同様のステップで行えるよう計画されています。Drupal 10 は 2022 年 8 月にリリースされる予定で、この期日に間に合わない場合には同年 12 月に持ち越される予定です。

Drupal ロゴ

Drupal 10 のリリースは 2022 年 6 月を予定

Drupal 8 から 9 へのアップグレードは、この 10 年間で最も簡単な Drupal のメジャーアップグレードでした。次のバージョンも同様のステップで行えるよう計画されています。Drupal 10 は 2022 年 6 月にリリースされる予定で、この期日に間に合わない場合には同年 8 月または 12 月に持ち越される予定です。Drupal 10 は、現在最新の Drupal 9 が今よりもさらに洗練されたバージョンになります。アップグレードに必要となるツールやプロセスは、前回のアップグレードの際と変わりません。

Drupal 10 には何が含まれていますか?

以下の主要な機能は現時点で Drupal 9 向けに開発中であり、Drupal 10 にも搭載される予定です。

Drupal Steward ロゴ

Drupal サイトを保護する Drupal Steward とは?

先日、Drupal サイトの安全性をより高めてくれるサービス Drupal Steward が一般公開されました。この記事ではその概要についてご説明します。

Drupal ロゴ

Drupal 9.1 が登場!アップグレードの準備はできていますか?

予想通り、Drupal 9.1は予定通り 2020 年末にスケジュールどおりにリリースされました。Drupal 9 のリリースについては、Drupal のリリースサイクルがいかに予測可能で信頼できるかを証明するものであることは以前お伝えしました。Drupal 9.1 にはより多くの機能が追加され、予測通りにリリースされることでさらに前進しました。 このブログでは、今回取り入れられた新たな改善点などについて紹介します。

Acquia logo

群を抜く Acquia Support(アクイア サポート)の専門性とクオリティー

Drupal は利用者が非常に多く、コミュニティーによる開発者同士のサポートも非常に活発です。しかし大企業がミッションクリティカルなウェブアプリケーションを安心して運用するためには、有志頼みのサポートには様々な不安や問題があります。Red Hat を参考に、アクイアは創立後の早い時期から Drupal を利用する企業をターゲットにしたエンタープライズサポートの提供を目指していました

比類なき Drupal のエキスパート集団

アクイアは数多くの Drupal サイトに対するホスティングを提供してきただけではなく、新規ウェブアプリケーションの構築の手助けや、既存サイトの改修、また多種多様なサイトのオーディットなどを無数にこなす中で、最先端の生きた Drupal の知識を蓄積し続けてきました。また、Drupal コアおよび拡張モジュールのメインテイナーや Drupal セキュリティーチームのメンバーも在籍している、まさに比類なき Drupal のエキスパート集団です。

Drupal サイトのコード品質をチェックするには

Drupal サイトのコード品質をチェックするには

前回は、Drupal サイトの構成設定の診断を取り上げ、診断処理を自動化するツールが果たす役割を紹介しました。Web サイトの品質や状態を診断するもう 1 つの観点として、システムを構成するプログラムコードの品質があります。Drupal の場合も、リリースされたばかりで実績が少ないモジュールや、他者による検証や不具合報告が期待できない非公開の独自開発モジュールでは、動作検証だけでなく、そのコードの検査をする必要が生じる場面も出てきます。今回は Drupal サイトのコード品質を検査するためのツールを取り上げます。