Drupalの特徴とは?
一般的によく言われるDrupalの特徴は高い拡張性、強固なセキュリティなどです。ここではもう少し踏み込んで、具体的に他のCMSとの比較記事などをご紹介します。
Dries Buytaert氏の基調講演が明らかにしたDrupalの未来
2024年5月と9月に開催されたDrupalConでのDries Buytaert(ドリス・バイタルト)氏のプレゼンテーション「State of Drupal」では、次期バージョン「Drupal CMS」(開発コード名:Starshot)の発表とその新機能及び関連するブランド戦略が紹介されました。
ノーコードCMSの課題を解決するDrupalホスティングサービス
ノーコードCMSは専門的な知識が不要で簡単にサイト構築が可能な反面、カスタマイズ性や移行の難しさ、セキュリティ面での課題があります。これらの課題に対して、Drupalは柔軟なカスタマイゼーションと高いセキュリティを提供します。
Drupal が切り開くコンテンツ戦略の未来
Drupal は堅牢なコンテンツマネージメントシステムであるだけでなく、強力なデジタル体験プラットフォームでもあります。また、コンテンツ戦略においても重要な役割を担っています。
私は長年オープンソースを支持し、Drupalに貢献するなかで、組織が Drupal をどのように活用できるかについて考えてきました。また、デジタルエコシステムという大きな枠組みの中での Drupal の位置づけと、市場にある他の選択肢との比較について考えてきました。そして、新しいプロジェクトの戦略を練る際に、Drupal がどのようにその強みを生かすことができるかに思いを巡らせてきました。
Drupal はどのようにデジタル世界の現状にフィットするか
2022 年現在、ウェブサイトを立ち上げるのに要する時間は、一杯のコーヒーを淹れるのと大差ありません。これはウェブサイトが多くの類似した機能を持ち、もはやゼロから構築する必要がないためです。私がウェブの仕事を始めた頃は、Ruby on Rails のような柔軟性の高いフレームワークが魅力的に見えました。しかし、多言語コンテンツ、メディア管理、ワークフローなど、一般的な機能をカバーする標準的なソリューションがないため、プロジェクトごとにカスタム開発に膨大な投資が必要であることを程なくして知りました。
Drupal がデジタル公共財(DPG)に認定
Drupal がデジタル公共財(DPG)に認定されました
Drupal コミュニティーの申請がデジタル パブリック グッズ アライアンス(DPGA)によって承認され、Drupal がデジタル公共財目録に登録されました。DPG は、ベストプラクティスを遵守し、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するソフトウェアに付与されるものです。
Drupal は 2022/2023 もトップクラスの CMS であり続けるのか?
このポストでは「2022 年以降も Drupal が主要な CMS プラットフォームであり続けるかどうか」という疑問に答えたいと思います。もしあなたが Drupal を試してみようと思っているのなら、2022 年現在の Drupal の価値を知る上でこのポストは役に立つことと思います。さっそく見ていきましょう。
第 13 回 Drupal の権限設定と WordPress や Movable Type との比較
前回は、Drupal 9 の多言語機能を紹介しました。Drupal が多言語機能を Web アプリケーションの共通基盤と認識し、コアの標準機能として提供していることがご理解いただけたと思います。これと同じように、Drupal がシステムの共通基盤として提供している機能にアクセス制御があります。今回は、このアクセス制御の前提となる、ユーザー登録、ログイン認証、および権限設定の各機能を見ていくことにします。
第 11 回 Drupal と他の CMS のクエリビルダー機能を比較
前回は Drupal 9 の標準クエリビルダーである Views モジュールの機能を紹介しました。CMS(コンテンツ管理システム)において、コンテンツを管理するデータベースへの問い合わせは中核的な処理であり、その実装はソフトウェアの特長が表れる部分ではないかと思います。そこで今回は Views 以外のクエリー手段として、他の CMS の例も見ながら考察してみたいと思います。
第 8 回 コンテンツ管理における Drupal と他の CMS との比較
第 6 回、第 7 回と、Drupal 9 のコンテンツ管理の基盤であるコンテンツタイプとタクソノミーを取り上げ、Drupal が早い時期から高度なコンテンツ管理の仕組みを提供してきたことを紹介しました。今回は、他の CMS、具体的には WordPress と MovableType で、このあたりの仕組みがどうなっているのかを調べてみたいと思います。
第 3 回 Drupal の特徴
前回は、Drupal 9 が Web アプリケーションのフレームワークとして各機能とそれらを連携させる仕組みを再利用させるものだというお話をしました。今回は、この観点で特徴的なものを中心に、Drupal が具体的にどんな機能を提供しているのかをもう少し細かく見ていきたいと思います。
第 2 回 Drupal はフレームワークか?CMS か?他の CMS との比較
前回は Drupal 9 が Web アプリケーションフレームワークなのだ!というお話をしましたが、この言葉からイメージするものが人によって多少異なる気もします。そこで今回は、フレームワークという言葉の意味と Drupal のどこがフレームワーク的なのか、ということをあらためて考えてみたいと思います。