アドバイザリーID: DRUPAL-SA-CORE-2022-011
プロジェクト: Drupal core
日付: 2022 年 6 月 10日
セキュリティーリスク:中程度 リスクレベル 13 (最大 25)
AC:Complex/A:None/CI:Some/II:Some/E:Theoretical/TD:Uncommon
脆弱性:サードパーティーのライブラリ
CVE IDs:CVE-2022-31042
CVE-2022-31043
詳細
Drupal は、外部サービスへの HTTP リクエストとレスポンスの処理に、サードパーティー製の Guzzle ライブラリを使用しています。Guzzle は 2 つのセキュリティーアドバイザリーを公開しています。
これらは Drupal のコアには影響しませんが、一部のコントリビュートモジュールや Drupal サイト上のカスタムコードに影響する可能性があります。
Guzzle がすでに脆弱性に関する情報を公開しており、Guzzle を送信リクエストに使用しているコントリビュートモジュールやカスタムモジュールに脆弱性が存在する可能性があるため、通常の Drupal セキュリティーリリースのスケジュール外でこのセキュリティアドバイザリを発行しています。Guzzle はこれらの脆弱性を高リスクと評価しています。
対応方法
以下の最新バージョンをインストールしてください。
- Drupal 9.4 をご利用の場合は Drupal 9.4.0-rc2 へアップデートしてください
- Drupal 9.3 をご利用の場合は Drupal 9.3.16 へアップデートしてください
- Drupal 9.2 をご利用の場合は Drupal 9.2.21 へアップデートしてください
Drupal 9 のバージョンで 9.2 より前のものは全てサポートが終了しており、セキュリティーリリースの適用を受けることはできません。Drupal 8 もすでにサポートが終了していることにご注意下さい。
Drupal 7 には影響はありません。
上級ユーザーの方は、一時的に drupal/core-recommended ではなく drupal/core を使用し、その後 Guzzle を希望のバージョンにアップデートすることでこの問題を回避することも可能です。Drupal 9.4 で Guzzle を管理するための詳しい情報はこちらです。
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