
アドバイザリーID: DRUPAL-SA-CORE-2023-006
プロジェクト: Drupal core
日付: 2023 年 9 月 20 日
セキュリティーリスク:重大 リスクレベル 16 (最大 25)
16∕25 AC:Complex/A:None/CI:All/II:Some/E:Theoretical/TD:Default
脆弱性:キャッシュポイゾニング
影響を受けるバージョン:>=8.7.0 <9.5.11 || >=10.0 <10.0.11 || >= 10.1 <10.1.4
詳細
特定のシナリオにおいて、Drupal の JSON:API モジュールはエラーのバックトレースを出力します。設定によっては、その中に機密情報がキャッシュされ、匿名ユーザーが利用できるようになり、権限の昇格につながる可能性があります。
この脆弱性は、JSON:API モジュールが有効になっているサイトのみに影響し、JSON:API をアンインストールすることで軽減できます。
コアの REST モジュール及びコミュニティの提供する GraphQL モジュールは影響を受けません。
Drupal Steward パートナーはこの問題を認識しています。いくつかのプラットフォームは緩和策を提供するかもしれません。しかし、すべての WAF 設定がこの問題を緩和できるわけではないので、サイトが JSON:API を使用している場合は、このセキュリティリリースに速やかに更新することをお勧めします。
解決法
以下の最新バージョンをインストールしてください。
- Drupal 10.1 をご利用の場合は Drupal 10.1.4 へアップデートしてください
- Drupal 10.0 をご利用の場合は Drupal 10.0.11 へアップデートしてください
- Drupal 9.5 をご利用の場合は Drupal 9.5.11 へアップデートしてください
Drupal 9 のバージョンで 9.5 より前のものは全てサポートが終了しており、セキュリティーリリースの適用を受けることはできません。Drupal 8 もすでにサポートが終了していることにご注意下さい。
Drupal 7 には影響はありません。
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