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マーケティング担当者とITチームが自動テストに投資すべき理由
この記事は「 Why Marketing & IT Should Invest in Automated Testing 」の翻訳です。
この記事の目次

マーケティング担当者はターゲットユーザー向けの新しいウェブサイトやマイクロサイト、デジタルプラットフォームを開発するために常にITチームと協働しています。これらのサイトが実際に稼動するまでには、品質を保証するためのテストに膨大な時間を費やす必要があります。多くの組織では、依然として手作業でのテストを行っています。これはITチームにとっては時間のかかる作業です。そして、マーケティング担当者は不満がたまり、組織にとっては費用がかかります。

手作業でのテストの場合、フロントエンドの設計、ビジュアル、およびコードに起因する機能面における重大なエラーやバグを人為的なエラーによって見落としてしまい、あなたのサイトを思わぬリスクにさらしてしまうかもしれません。手作業によるテストは、場合によっては既存の機能を破壊してしまうこともあります。

これはマーケティング担当者にとって大きな課題となります。企業ブランドの価値は、信頼性、一貫したユーザー・エクスペリエンスおよびデザインに大きく左右されます。これは、サイト公開時には特に顕著になります。

これらのリスクを軽減するためにも、内部の手作業によるテストと組み合わせて、自動テストへの投資を検討することをお勧めします。

自動テストとは?

自動テストとは、人間のテスト担当者が行うことを様々なツールで自動的に行うプロセスを指し、より効率的でエラーの低減にもつながります。自動テストツールは、テストを実行、結果を報告、テスト間で結果を比較することを可能にします。

自動テストには、ユニット単位、動作/機能単位、ビジュアル面、パフォーマンス単位で検証ができる多くの種類のテストがあり、様々な種類のコードや機能の検証に適しています。例えば、動作テストはエンドユーザーが期待する動作を検証するのに最適です。理想的にはテストを実施する際には、最終的な製品の健全性を保証するために、多くのタイプのテストを組み合わせることをお勧めします。

また、自動テストは、マーケティング担当者とITチーム両方の動きを加速させてくれます。例えば、マーケティング担当者がマーケティングファネル上で最下層の顧客(購買する可能性が最も高い顧客)をターゲットとした、公開時期が非常に重要なマイクロサイトを急遽立ち上げる必要があるとします。見込み客はすぐにでも購入してくれる状態です。したがって、マイクロサイトはできる限り早く公開し、見栄えもよく、完璧な機能も備えていなければなりません。テストを自動化することで、ITチームは信頼性の高い様々な自動テストを素早く行うことができるので、見込み顧客にウェブサイトを素早く提供することができます。

自動テストの利点

ROI(投資利益率)

プラットフォームに自動テストツールを実装することは、大きな投資になるかもしれません。いざ、多大なコストを目の前にすると、投資するのをためらうかもしれません。

しかし、このように考えてみてください。あなたのITチームは、本来であればデジタルエクスペリエンスに費やすことができる時間を、どれぐらいテストに費やしているのでしょうか。これらのITチームの作業に伴う時間的な制約は、活発なコンテンツ配信で顧客をひきつけるという本来のあなたの業務に影響を与えていませんか?また、テストが不十分なために公開が失敗した場合、ブランドイメージにどのような悪影響を及ぼすでしょうか?そして、その場合あなたの組織が支払うコストはどのくらいになるでしょうか?これらのリスクを考慮すると、自動テストに支払うコストは将来的に十分にペイできるものであるのは明らかです。

再現性とヒューマンエラーの低減

テストを自動化するためには、開発者がスクリプトを最初に作成、テスト、編集する必要があります。これは手動テストに匹敵する時間だと主張する人もいます。しかし、一度テストが信頼できるとみなされると、それは複製されて同様のプロジェクトに適用され、最終的には時間と人為的エラーを大幅に削減することができます。クイックテストの複製は、競合他社よりも早く市場に投入できることを意味します。

ボリューム

自動テストでは、かつてないほどに種類が増えている多様なデバイスをテストすることができます。手動でこれらすべてのデバイスをテストすることは、不可能ではないにしても、非常に困難で時間がかかります。また、顧客があなたのブランドに対し、より多様なチャネルやタッチポイントを求めれば求めるほど、テストはより複雑になっていきます。新しいチャネルやタッチポイントが登場したとしても、競争相手に勝つために、顧客に対してあらゆるデバイスからの一貫したエクスペリエンスを提供するためには、自動テストを導入すべきです。

文書化

手動テストの実行時に、手順が異なる順序で実行され、問題が解決されないままになってしまう可能性があります。さらに、このようなテストの結果は、他の人が参照できる形では保存されません。テストの実施者が細心の注意を払わない限り、バグがいつ発生したのか、それがコードリリースやデータベースにどのように影響するのかを判断するのは難しいかもしれません。

自動テストでは、テストのプロセスを文書化してくれます。プラットフォームでエラーが発生した場合、開発者は前の開発者が修正方法を記したメモを残してくれたかを心配する必要はありません。これにより、エラーが発生した状況を把握するための無駄な時間が大幅に減り、実際にそれらの問題を修正してプラットフォームを完璧な状態に修正することに多くの時間を費やせることを意味します。

この記事は、あなたの組織が手動テストを完全に廃止することを推奨してるわけではありません。それぞれの方法にはそれぞれのメリットがあります。むしろ、お客様の要求に応え、利益を生み出すためには、自動テストへの投資と手動による取り組みが並行して実施される必要があります。

 
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この記事を書いた人: Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
マーケティングマネージャー
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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