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この記事は「 Drupal Case Study : Workers' Educational Association 」の翻訳です。
この記事の目次

Drupal 8 海外事例:Workers' Educational Association (WEA)

Workers' Educational Association (WEA)はイギリスとスコットランドで約3000人のボランティア、2000人のチューター、10,000人の会員と共に活動している、イギリス最大のボランティアセクターです。同団体は、社会的弱者に教育機会を与えたり、希望を与えたりすることをミッションとしています。活動には、雇用されるようになるための基本的な算数や英語、ITスキルなどの教育を施すことが含まれます。健全な市民になるべく、コミュニティ活動や自分の視野を広げる活動などのクリエイティブな活動を行なっています。

WEAのサイトはボランティア、チューター、会員だけでなく、生徒やこれから生徒になるであろう人々に向けに情報提供しているサイトです。情報にはサイトのオンラインコース検索や授業サイトの情報を含みます。

なぜDrupalが選ばれたのか

編集スタッフに簡単な仕組みを提供するため
クライアント様の編集スタッフの方々は、既存のサイトをWordpress、Modx、Drupalなど様々なCMSを使って編集していました。Drupal 8に組み込まれたCKEditorによって、比較的親しみのある編集画面で移行することができました。画像編集や予約投稿機能など、様々な追加機能で先方のスタッフ様は日々活用できる機能を提供できました。

素晴らしい承認管理

Drupalの柔軟な承認管理システムは、クライアント様の地域ごとやテーマごとのコンテンツを編集、投稿承認するのに最適なフレームワークを提供しました。Workbench Moderation というモジュールによる改訂システムを実装することにより、独自システムに導入するのには時間がかかるような仕組みを導入することができました。

管理者向けの機能

Drupalの柔軟性により、管理者がコードを触ることなくサイトの変更管理ができるようになりました。

あらゆる機能が比較的容易に利用可能であること
無償のオープンソースCMSとして、Drupalはクライアント様に明らかな経済的なメリットを提供しました。他社のシステムと比較としても、多様なモジュールで将来いろんな機能を安価に追加できる点は、とても競争力があると思います。Drupal 8に搭載されているComposerによって、将来の機能追加がより柔軟になり、業界標準になっていくことを期待しています。

プロジェクトについて(ゴール、要望、成果)

クライアント様は、あらゆる地域で運営しているウェブサイトを統合したいという意向があり、ユーザー体験も一定のものになるように望んでいました。ポイントは、それぞれの地域で活動するコンテンツ編集者と承認プロセス、投稿されたコンテンツ、情報の受け手をうまく橋渡しするシステムを構築することでした。地域ごとの活動は様々なものがありますが、(その活動、スタッフなどの)プロフィールはクライアント様のブランドや組織のビジョンや価値を伝えていくために、一定でなければいけませんでした。

ユーザーのニーズに的確に答え、Drupalの能力を生かすこと

あらゆる方向でユーザー調査を行ったことが直感的なユーザー体験を提供することに大変役立ちました。サイトはSASS、HTML5を使ってカスタムテーマを実装し、ユーザー調査の結果で導き出されたニーズにダイレクトに応えるよう設計されました。

Druplalの投稿承認システムの導入は、クライアント様の編集スタッフの皆さんに大変喜ばれました。特に、ウェブページごとに承認システムを設定できる、Content Accessというモジュールを実装し機能拡張した時にはさらに喜ばれました。編集者は、ウェブサイトのそれぞれの領域を管理できる、といったことなどができます。コンテンツはタクソノミー機能を使ってタグ管理できるので、見え方は適したコンテンツだけが見えるように、編集者側でフィルタリングできます。モジュールの組み合わせは、ページ内の画像の変更などが簡単にできるように利用されました。そのことにより、ユーザーに整頓されたメディアライブラリを提供できるようになりました。

Apache Solrというモジュールを、サイトの検索機能強化のために導入しました。地理検索機能を活用し、団体の各支部の情報を提供できるようになりました。

終わりに

いかがでしたか?組織が大きくなってくると、地域ごとにウェブで発信したい内容が違ったり、編集スタッフも多くなることで、サイトの管理自体が煩雑になるケースがあります。やはりWebガバナンスを実践することが一番の解決策だと思います。Drupalを活用することで、投稿内容の承認管理も行えるので、ワークフローも統制がとれた状態でウェブサイトを運営することができます。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人 : Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
経営企画室 室長
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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