ANNAIマガジン
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自己紹介をお願いします

ANNAI株式会社 CTOの青山です。企業様向けのDrupal開発に取り組みながら、Drupalのコントリビューターとしても活動しています。

現在は札幌からリモートワークしています。

組込み系エンジニアとしてキャリアをスタートし、国内携帯キャリアのインフラに関する装置の開発や、インフラネットワーク系組込み開発などに携わっていました。

Drupalと出会ったのは、前職で社内システムの開発やWEB全般を仕事にしていた時でした。当時の同僚から引き継ぐ形でDrupalの開発を始めました。社内でIoTの新規事業が立ち上がった時は、その辺りにも関わったりしました。

ANNAIで働き始めたのは約1年前からです。2年ほど前に札幌で開催されたオープンソース系イベントで社長の紀野、副社長の太田垣と出会い、現在に至ります。

仕事の生産性について(オフィス vs リモート)

これまで自社オフィス、クライアント様のオフィス、自宅で働いてきましたが、個人の生産性という意味では、自宅の方が生産性が高いと感じます。

例えば、オフィスで勤務していると、集中している時に電話がかかってきて仕事が遮られたりします。メールやチャットだと自分のタイミングで返信すれば問題ないと思いますが、電話の場合はそうはいきません。

通勤時間がないことについて

すごくメリットがあると感じています。僕の場合、以前は通勤に往復で1.5時間程度かかっていましたが、この時間がゼロになりました。

通勤時間以外の稼働が約8時間とすると、これは全体の15%に相当しますが、これがゼロになるというのは単純にものすごいメリットですよね。

もちろんリモートワークによるロスも発生するケースはありますが、それでも頻繁に長時間のロスは発生しませんし、リモートワークが当たり前になることでロスは限りなくゼロに近づくはずです。

自分が仕事を開始するスイッチを入れたら、そこからすぐに仕事を進められる、という意味でもいいですね。

また、通勤しないことによって空いた時間は仕事に使う他に、プライベートなことに使うこともできます。時間を何に使うかということに対して選択肢が増える、ということが非常に重要なことだと考えています。

生活の自由度について

生活の自由度もすごく高いと思います。仕事を進めるためにリフレッシュが必要な時ってあると思うんですが、そういうことがしやすいのがリモートワークの良さでもあると思います。

散歩に出かけてアイデアをシャープにしたり、家事をして気分転換したり、人それぞれのリフレッシュ方法があってもいいと思います。自宅で猫を飼っているため、常に猫がそばにいる環境で仕事ができるのも個人的に嬉しいです!

離れた場所にいる人と働くことについて

チームが離れた場所で働く、ということでやりにくさを感じたことはほとんどないです。

特にコミュニケーションの点で不都合を感じたことはありません。これは、入社当初は弊社オフィスのある大阪で数ヶ月間チームと一緒に働いた、という経験が大きいと思います。

リモートワークを進めるにあたり、お互いの性格や得手不得手を理解した状態で進めないとうまくいかないと思っています。そういう意味で、最初にオフィス勤務を行う期間を設けたのは良い選択だったと思います。

相手が伝えたいことのトーンとか空気感とか、そういうことは一緒に働いたもの同士でないとわからないことがあると思います。そういう感覚を掴んだ状態でリモートワークすると、実はコミュニケーションロスは発生しにくいな、と感じています。

時差問題(国をまたいだやり取りはしにくいかどうか)

同僚にタイ(-2時間)で働いている仲間がいますが、仕事をしやすくするコツとして、世界時計を常に表示するようにしています。相手がやりとりしやすそうな時間に必要なコミュニケーションをとるようにして仕事を進めています。スペイン在住のエンジニア(彼は一時期カンフーを習いに中国に行っていた時期もありました)とも仕事をしたことがありますが、相手の現在時刻さえ意識してコミュニケーションを取れば、特にロスは発生しない印象を持っています。

弊社の場合、開発環境やプロダクション(商用)環境は全てクラウドサービスを使って構築しています。また、redmineなどのタスク管理ツール、slack、skypeなどのコミュニケーションツール、githubなどのソースコード管理ツールなど、全ての環境が同様にどこからでも使えるようになっています。

そのため、どのタイムゾーンにいても、同じ環境で仕事を進めることができます。会話してアイデアを練るケース等を除いては、時差に支障はないと感じます。

もちろんタイムゾーンが違う拠点が3拠点以上となると別の話になるかもしれませんが、今のところは困るようなことはないですね。

リモートワークをよくするために心がけていることは?

相手に意図がちゃんと伝わるように、テキストのメッセージやドキュメントなどをしっかり残す事を以前より意識して行うようになりました。特に、「後から見て経緯が理解できる」という点を重視して情報を残すように心がけています。

ミーティングで会話をすることはお互いの時間を奪うことになるので、それは最終手段として考えるようにしています。その他心がけているポイントは4つあります。

1:考えがまとまってから発信する

先日同僚と飲みに行ったのですが、テキストでまとめることができない内容というのは、結局自分の中で考えがまとまっていないので、その状況でやりとりをすることはお互いにとって良くないことかもね、という話をしていました。

ブレストでアイデアを練るときはそうではありませんが、そうでない場合は、やはり自分の考え方がまとまっているかどうかを気にしながら仕事していると思います。

2:今の状況を伝える

離れているとお互いの様子が見えないので、「スケジュール通り進んでいます」「少し外出します」など、その時の状況をこまめに伝えるように心がけています。また、これはリモートワークに限らないことですが、「今忙しい」という反応をしてしまうと周りのメンバーが気を使ってしまうので、極力しないように意識しています。

集中して長時間設計や開発をしたい時もありますが、そういう場合は、「今日は〜の開発に集中するので引き篭もります」のように自分から宣言するようにしています。

3:リモートワークしやすい環境を整える

開発においては、各チームメンバーが並行して作業しやすい環境を作ることが非常に大切だと考えています。

誰でも同じ開発環境を自動生成できる仕組みや、アップデートを自動化する仕組みなどを構築し、ロスを減らすようにしています。また、サーバーの障害やソースコードの更新、チケットの追加など、全ての情報はslackというチャットサービスに通知が来るようにしており、情報伝達がされないことがないようにしています。

このあたりは開発の仕事と並行して行っていますが、色々とやりたいことが盛り沢山なので、手伝ってくれる DevOpsエンジニアを募集しています (笑)。

4:チーム共通のナレッジを増やす

リモートだと実際に直接教えたり情報を伝えたり、といったことができる状況はやはり少なくなります。そのため、redmine等を利用して、ナレッジ(ノウハウ)をデータとして貯めていく、ということを重点的に行なっています。

このナレッジは単にDrupalに限らず、セキュリティやgitの使い方、プロジェクトの進め方といった、様々なものを蓄積していってます。これを見るだけでもかなりスキルアップできるのではと思います。

また、これは会社やチームの規模にもよりますが、仕事を進める際「ナレッジの量と質」というのは大切な要素だと思います。

「このタスクが今どこまでのクオリティを求めているのか」「レビューが必要な場合、どのレベルまでレビューをすべきなのか」ということがチーム内で共有できているだけでも生産性は上がると思います。そういう共通認識を持つ努力をしていくことも重要だと思っています。

ナレッジをたくさんためながら、「手順やルールより暗黙知の量と質」に重きを置いて良い仕事をしていきたいですね。こういうことはチームの規模によって柔軟に考えていくべきだと思いますが、今のところ、こういう考え方がフィットしています。

その他、仕事の生産性に関し、提案があればお願いします

リモートワークでは難しいですが、スタッフが集合している時には「ペアワーク」をやりたいです。

エンジニアは「ペアプログラミング」と言って、チームメイトの仕事を隣で見ながら学ぶ、という手法があります。これからチームメイトが増えてきたら、ぜひ合宿などでやってみたいですね。

終わりに

いかがでしたか?リモートワークだからこそ、

  • 相手に先回りしてコミュニケーションをとる
  • 自分の考え方をまとめてから伝える
  • 環境を整える
  • チーム共通のナレッジを増やす

など、色々なヒントが得られたインタビューでした。みなさんのチームにも参考になれば嬉しいです。弊社の企業カルチャーについてもよろしければご覧ください。

連載中!:Drupal初心者講座

  • Drupal初心者講座について
  • 第1回 歴史に見るDrupal のDNA
  • 第2回 Drupalはフレームワークか?CMSか?(近日公開予定)
  • 第3回 Drupalの特徴(近日公開予定)
  • 第4回 Drupal 8のインストール(1)(近日公開予定)
  • 第5回 Drupal 8のインストール(2)(近日公開予定)
  • 第6回 コンテンツを投稿してみる(近日公開予定)
  • 第7回 ボキャブラリとタクソノミーを使う(近日公開予定)
  • 第8回 他のCMSと比較してみる(近日公開予定)