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ANNAI Research
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ANNAI Researchを導入した背景

ANNAIはDrupalを専門にしている会社です。しかし、あらゆるプロジェクトにおいて常にDrupalがベストな選択肢であると考えているわけではありません。実際に海外のDrupal関係の会社を見てみると、Drupalと同時にRuby on Rails, Node.js, Reactなど他の技術スタックを併用して提供している会社も多くみられます。

私達も同様にDrupal専門の会社だからDrupalのみを知っていれば良いとは考えていません。Drupal以外の他の技術スタックに関する知見は、お客様により良いサービスを提供する上で必須であると考えています。その意味で、Drupal以外の幅広い知識や技術を個人および社内に蓄積する意味で「ANNAI Research」という制度を設けました。

ガイドラインとルール

ANNAI Researchのガイドラインとして以下のルールを設けています。

  • 毎週月曜の13:00-18:00は「ANNAI Research」に当てる時間とする
  • この時間帯は原則として打ち合わせは入れない
  • 月曜日は定例ミーティングは無しとする
  • クライアント対応などで緊急の対応が必要な場合はslack等で調整する
  • できる限りDrupal以外の技術スタックに関連するテーマとする(Drupal+他の技術などはOK)
  • 定期的に「ANNAI Research」で実施した内容をアウトプットする (wiki、ブログ、プレゼンなど媒体は問わない)

期待するメリット

月曜の午後の13~18時を「ANNAI Research」として使った場合、業務時間の約12.5%が直近の売上に貢献しない時間として使われることになります。業務時間の12.5%を利益に直結しない活動に割り当てるのはデメリットが大きいと判断する方も多いとは思います。もちろん、かけたコストに対して成果が出ない場合もあるかもしれません。しかし、長期的見た場合には以下のようなメリットがあると考えています。

  • 定期的なリフレッシュ、頭の切り替えができる
  • なかなか優先度が上がらない業務改善のために時間を使うことができる
  • Drupal以外の直接案件に関わらない技術を身につけることが出来る

まとめ

現実問題として日々の業務で忙殺されてしまい、業務に直結しない研究や勉強を行う時間を確保するのはなかなか難しいことだと思います。実際にANNAIでは以前からこの取り組みは行われてきましたが、業務との兼ね合いでなかなか実施できなかった時期もありました。しかし、組織の長期的な成長や個人のキャリアプランを考えた場合に、この取り組みは実を結ぶものと考えています。

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この記事を書いた人: Yoshikazu Aoyama

昔は回線交換やL2/L3のプロトコルスタックの開発をしてました。その後、組み込みLinuxやJava/Ruby on RailsなどのWebシステム開発などを経て現職。
インフラからDrupalのモジュール開発、Drupal以外の開発までなんでもやります。
普段は札幌で猫と一緒にリモートワークしています。 好きなモジュールは Restful Web Services と Rules

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