ANNAIマガジン
Drupalcamp CEBU 2018
この記事の目次

今回の会場は昨年と同様にCIT(Cebu Institute of Technology )でした。CITには情報工学部もあり、DrupalCampにはDrupalコミュニティ関係者以外にも多くの学生達が参加していました。

CITの生徒たちも参加

 

Promet Source社 CEO Andrew Kucharski氏による基調講演

基調講演は米国のDrupal専門の開発会社、Promet SourceのCEO Andrew Kucharskis氏による、「どうやったらお金持ちで有名になれるのか?」という一風変わったタイトルのテーマでした。

Promet Sourceは数年前からセブオフィスを開設して、フィリピン人のエンジニアを採用・育成しながらビジネスを展開しています。今回は参加者にCITの学生が多かった事もあり、これからDrupalを始めとするオープンソースに関するエンジニアを目指す人が、どのようなキャリアプランを歩むべきかについて分かりやすく説明しました。

地方出身のPromet sourceの元従業員の女性を例に挙げ、Promet source社に入社し、経験を積み、独立開業するまでのサクセスストーリを紹介しました。Web業界で働きたいけど、経験を積むための最初の一歩の踏み出し方が分からない人にはとても参考になる内容だったと思います。CITの学生達の大きなモチベーションにつながるのではないかと思いました。

起業したpromet sourceの女性従業員

各種セッションの紹介

基調講演の後は各部屋に分かれてのセッションでした。ここではいくつかセッションをご紹介します。

なぜ?どんな時にDrupalを使うべきか?

Promet sourceのSolutions Architect、LucはDrupal初心者向けにどのようなシーンでDrupal利用するのか有効なのか?という内容で講演しました。オープンソースソフトウェアに馴染みのない人にもわかりやすく、Drupalがどこで、誰によって開発、メンテナンスされているのか?誰が作ったのか?といったから始まり、Drupalの特徴や強み、導入事例、WordPressやWixなどの他のCMSやサービスとの比較や使い分けについて説明しました。

また、これまでの5年間に渡るCebuにおけるDrupalコミュニティの歩みについても触れ、定期的に開催しているコミュニティ主導の勉強会やイベントについても説明していました。

なぜ?どんな時にDrupalを使うべきか?

Drupalでウェブサイトを構築するにはどうしたらよいか?

フリーランスのDrupalエンジニアとして活躍する、Maryは初心者向けにDrupalでサイトを構築するには最初に何から始めれば良いかについて講演しました。彼女は数年前にWeb業界全く未経験の状態からDrupalを学び始め、今ではヨーロッパにクライアントを持つDrupalエンジニアとして働いています。

彼女が初めて作成した出身大学の同窓会サイトを例にしながら、どの部分がどのように、コンテンツ、views、ブロック、タクソノミーなどで構成されているかいるか?などの実践的な内容に加え、Drupalエンジニアとしての自身の体験談についても話ました。私自身も全くの未経験から独学でDrupalを学んだ身なので、とても共感できる内容でした。

Drupalでウェブサイトを制作するにはどうしたらよいか?

Drupalで開発する際のモジュールの正しい選定方法について

Eternus Global CompanyのCEO、Lax Mariappanは開発時に注意したいモジュールの選定方法について説明しました。drupal.orgには4万以上のモジュールが登録されています。これらのモジュールを何を基準に選定するかは、Drupalでの開発をする際に非常に重要な事柄です。

Drupalを選択する場合には、そのモジュールを利用しているサイト数、issueへの対応状況、リリースタイプ(alpha,beta,rc,stabe)、誰がモジュールのメンテナーか、などを総合的に判断し、必ずテストサイトで実験、検証を行った上で利用する事が大切と説明しました。

Drupalで開発する際の正しいモジュールの選定方法

Drupal セブコミュニティの皆様ありがとうございました

今回のDrupal Campは初心者にもわかりやすい導入向けのセッションが多く、CITの学生やこれからDrupalを志す人に非常にためになるセッションが多かったと思います。日本国内ではDrupal開発者が、まだまだ足りない状況が続いています。コミュニティが主体となって初心者を育てていく姿勢や、初心者を勇気づける姿勢は、私たちも学ぶところが多いように思いました。

これからもANNAIでは世界中のDrupalコミュニティメンバーと交流しながら、世界の最新の情報をお伝えしていきたいと思います。セブコミュニティの皆様、Luc、Mary、ありがとう!

Drupal camp 打ち上げ

この記事を書いた人 : Kentaro Inoue

ANNAI株式会社
経営企画室 室長
サービスの設計・企画、マーケティング、採用戦略の立案などを担当。普段は新潟で猫と一緒に、時々海外からリモートで働いています。好きなモジュールはRulesとFlagです。

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