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ウェブサイトのレスポンスの速度は顧客のエンゲージメントに直接関係を及ぼします。しばしば言及されるアバディーングループの調査には「ページロード時間が 1 秒遅れるごとに、ページビューが 11% 減少、顧客満足度が 16% 減少、またコンバージョンが 7% 失われる。サイトのレイテンシーは機会損失や収入源につながるため、[サイト]パフォーマンスの高さは優れたデジタルエクスペリエンスには必要不可欠である 」とあり、サイトのパフォーマンスが現代のビジネスにとっていかに重要かが伺えます。

また、妨害目的でサイトをアクセス不能に陥らせる DDoS 攻撃や、個人情報を盗み出すなどの目的で無差別かつ自動的に脆弱性を突いてくる攻撃も後を絶ちません。

以下に説明するとおり、アクイア Edge は Cloud Platform のパフォーマンスとセキュリティを向上させるための様々な機能を提供します。

セキュリティーの向上

Edge Protect により不正なリクエストがサイトに到達することを未然に防ぐことが可能です。Edge は OSI 参照モデルの 3、4 および 7 層に対する攻撃からサイトを守ります。3 および 4 層への攻撃は、世界中に散らばる 100 を超えるデータセンターへと転送されるため、Edge により保護されているサイトに実際に攻撃が到達する確率が大幅に減少します。

また昨今では、7 層のアプリケーションレイヤーに存在する問題に対する攻撃も増えてきています。Edge は WAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)によりそれらの攻撃の 90% 以上を阻止します。

攻撃下モード

サイトへの攻撃が懸念される場合、または既にサイトが攻撃されている際には「攻撃下モード」を手動で有効にすると、サイトに初めてアクセスするクライアントに対して確認ページを表示し、正当なアクセスであることを確認します。これにより悪意ある HTTP トラフィックがサイトに到達するのを未然に防ぎます。

レート制限

特定の IP からのレスポンスのレート制限をしたい場合に利用できるアドオンです。

パフォーマンスの向上

Edge はグローバルなコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を用い、世界のどこからのリクエストに対しても自動的にウェブページの配信を最適化します。これにより、以下を実現することが可能になります:

  • ページの読み込み時間を最大 50% 削減
  • ウェブサーバーへのリクエストを 最大 65% 削減
  • 帯域幅の利用を最大 60% 削減

Edge は CloudFlare を利用しており、そのネットワークは 100 カ国以上の 200 を超える都市にまたがっています。CloudFlare のデータセンターについてはこちらのページから確認することができます。

Edge はアクイア Cloud Platform に含まれる Varnish キャッシングや負荷分散機能と併せて利用することができ、ユーザーのデジタルエクスペリエンスを本来意図したかたちで提供することを可能にします。

アクイア Edge に含まれるもの 

  • CDN
  • 高速 DNS
  • DDoS プロテクション
  • WAF

パフォーマンス向上機能とセキュリティ向上機能は単体での利用も、併用することも可能です。

参考文献

Cloud Edge プロダクトページ:https://www.acquia.com/products/drupal-cloud/edge

Cloud Edge ドキュメンテーション:https://docs.acquia.com/edge/

Cloud Edge データシート:https://www.acquia.com/node/19336/asset

 
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この記事を書いた人: ANNAI株式会社

ANNAIは、2009年からDrupal専門のWebシステム開発会社として、世界規模で展開するグローバル企業や大学・自治体を中心に数多くのWebソリューションを提供。
CoreやModuleのコントリビューターなど、Drupalエキスパートが多数在籍。国内ユーザーコミュニティへも積極的にコミットし、定期的なセミナーの等の開催を通じて、オープンソース技術の普及や海外コミュニティとの緊密な連携を図っている。
Webシステムの企画・開発〜デザイン、クラウド運用までをワンストップで提供する他、Drupalのコーディングを評価する"Audit業務"や最適なモジュールの調査・選定等、幅広いコンサルティングを行っている。Drupalアソシエーション公式パートナー。

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