多様なチャンネルからの顧客データを統合・分析できるアクイア Customer Data Platform

アクイア Customer Data Platform

SNS、ウェブサイト、店舗など、顧客との接点は多岐にわたります。通常これらのデータは別々に管理されるため、それぞれのチャンネルでの顧客の行動を一か所から俯瞰したり、それを分析することは簡単ではありません。アクイアの Customer Data Platform (CDP）を用いることで、それらの分散している顧客データを統合し、顧客一人ひとりの傾向から、セグメントやコホート単位での分析まで、顧客の行動を包括的に分析することができるようになります。

CDP Data Model

顧客データは、様々なチャンネルで取得されます：

• SNS
• メール
• コールセンター
• ウェブサイト
• ダイレクトメール
• POS
• etc.

アクイア CDP を使うことで、これらの分散した顧客データを自動的に統合することが可能です。

統合されたデータから得られるトランザクションやエンゲージメント、またプロファイルなどのデータを利用し、機械学習に基づく分析やアナリティクスの利用、またセグメンテーションを行うことで、カスタマー・エクスペリエンスの向上や、パーソナライズされたアウトバウンドマーケティングやデジタル広告の表示が可能となります。

Customer 360 Profile

CDP の Customer 360 Profile からは、統合された顧客データを閲覧することができます。例えば個人情報や最近の購入履歴、サイトの閲覧履歴やマーケティングメールに対するエンゲージメント、機械学習に基づくセグメンテーションや傾向の分析、またお勧めの商品などを見ることができます。

アクイア CDP は、様々なマーテックやその他システムとのインテグレーションをサポートしています。例としては：

• Facebook
• SAP
• Shopify
• Salesforce
• Zendesk
• Janrain
• Oracle bluekai, Service Cloud, datalogix, responsys, bronto micros

全インテグレーションのリストはこちらでご覧になれます。

CDP Analytics

集積された個人データを元に、KPI（重要業績指標）や、セグメントごとのコホートについてのインサイトほか、様々なアナリティクスを閲覧することも可能です。ここで表示されるデータはリアルタイムでアップデートされていきます。

これらのデータをもとに特定のクラスターに対し Mautic を始めとするマーケティングツールを利用して、高度にパーソナライズされたアウトバウンド・マーケティングキャンペーンを作成することが可能です。これにより、高いクリックレートおよびコンバージョンレートが期待できます。

また、コホートアナリシスを利用して顧客の行動をセグメント単位で経時的に分析し、複数チャンネルを利用したキャンペーンの効果を図ることも可能です。

CDP のスケーラビリティー

アクイア CDP を差別化するものの一つとして、スケーラビリティーが挙げられます。ブラックフライデーやサイバーマンデーのようなイベントで大量に生じるデータの取り込みも難なく行うことが可能です。

また、スケールする必要があるのはデータの取り込みだけではありません。キャンペーン、アナリティクス、機械学習など、すべてのコンポーネントがスパイクに対応する必要があります。

2019 年のブラックフライデー／サイバーマンデーでは、両日とも複数のブランドで通常の 20 倍以上のウェブトラフィックがあり、これは大規模キャンペーンの実施と比例していました。最終的にこのキャンペーン中には通常の数十倍にあたるデータの収集・処理が行われました。

まとめ

アクイア Customer Data Platform は多くのサードパーティーシステムとのインテグレーションを備え、様々なチャンネルで得られる顧客データを統合・分析できるスケーラブルな CDP ソリューションです。高度にパーソナライズされたアウトバウンド・マーケティングキャンペーンを作成することが可能で、高いクリックおよびコンバージョンレートの実現が期待できます。

参考文献

プロダクトページ：https://www.acquia.com/products/marketing-cloud/customer-data-platform

アクイア CDP プラットフォームのスケーラビリティーについて：https://www.acquia.com/blog/holiday-data-spikes-and-acquia-cdp-platform-scalability