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現代においては、ほとんどの企業や団体が複数のウェブサイトを所有しています。しばしばサイトごとにシステムや担当者が異なるため、コンテンツの公開タイミングやクオリティーを一元的に管理することは極めて難しく、単純で煩雑なコンテンツの更新作業を、人海戦術を用いてサイトごとに行っているケースも多いのではないでしょうか。

アクイア Content Hub を利用して複数のサイトでコンテンツネットワークを構築することで、必要なコンテンツを目的のサイトへ適時に配給することが可能になります。また、API を介して Content Hub 以外のアプリケーションからコンテンツを利用することも可能です。

コンテンツのアグリゲーションと管理

Content Hub からは、ネットワーク内の全サイト(Content Hub クライアント)が保有する全てのコンテンツの検索をすることが可能です。そしてこれらのコンテンツを任意に Content Hub へインポートし、他のサイトに配給することも可能です。

コンテンツの配給と同期

供給元である Content Hub に登録されたコンテンツは、Content Hub 上の操作をもって配給先(Content Hub クライアント)で公開することが可能になります。そして、どのサイトに、どのような内容またはコンテンツタイプの情報を供給するかを設定できます。

配信先が受け取ったコンテンツの公開・非公開もまた、配給元である Content Hub から一元的に操作可能です。例えば母体組織に関する通知を配給先の一部のサイト(または全部のサイト)で一斉公開し、特定の時期にそのコンテンツを配給元から一括で非公開にする、などの操作が可能です。また、多言語コンテンツにも、もちろん対応しています。

コンテンツの自動更新・同期機能のおかげで、複数サイトのコンテンツ更新を一つ一つ手作業で行う必要がなくなり、複数のサイトを所有していても少ない作業で常に最新のコンテンツを配信することが可能になります。例えば、配信済みのコンテンツを Content Hub 上で編集した際に、その変更を配信先に自動的に同期することができます。コンテンツの同期の際は、クライアント側のワークフローに準拠したかたちでアップデートが配信されます。

なお、Content Hub から配信されたコンテンツはクライアント側で変更可能です。この変更は配給元に送信されることはありません。

利用例:ポートランド州立大学

ポートランド州立大学における Content Hub の利用例では、Content Hub を活用した複数階層を持つ学問的プログラムのテンプレートシステムを使うことで、ブランドの一貫性を保つかたちで 300 以上の学問的プログラムを作成し、50 以上のサイトと共有しました。さらに、これはサイトオーナーの手を一切煩わせることなしに実現されました。

API

Content Hub は REST API からも操作することが可能です。GET、PUT、POST、DELETE を含む標準の HTTP メソッドを通じて、様々な操作をすることが可能です。これにより、Drupal 以外のアプリケーション - 例えばスマートフォンのアプリなど - から Content Hub を利用することが可能になります。

参考文献

プロダクトページ:https://www.acquia.com/products/drupal-cloud/content-hub

ドキュメンテーション:https://docs.acquia.com/contenthub/

API ドキュメンテーション:http://api.content-hub.acquia.com/

ポートランド州立大学ケーススタディー:https://www.acquia.com/resources/case-studies/portland-state-university-psu

 

 
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この記事を書いた人: ANNAI株式会社

ANNAIは、2009年からDrupal専門のWebシステム開発会社として、世界規模で展開するグローバル企業や大学・自治体を中心に数多くのWebソリューションを提供。
CoreやModuleのコントリビューターなど、Drupalエキスパートが多数在籍。国内ユーザーコミュニティへも積極的にコミットし、定期的なセミナーの等の開催を通じて、オープンソース技術の普及や海外コミュニティとの緊密な連携を図っている。
Webシステムの企画・開発〜デザイン、クラウド運用までをワンストップで提供する他、Drupalのコーディングを評価する"Audit業務"や最適なモジュールの調査・選定等、幅広いコンサルティングを行っている。Drupalアソシエーション公式パートナー。

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