第 14 回 Drupal のテーマシステムについて
前回までで、Drupal 9 のコンテンツタイプ、タクソノミー、ブロック、クエリー、多言語化、権限設定と、コアの重要機能を見てきました。連載の終盤の 2 回でテーマとモジュールの利用について取り上げたいと思います。
第 13 回 Drupal の権限設定と WordPress や Movable Type との比較
前回は、Drupal 9 の多言語機能を紹介しました。Drupal が多言語機能を Web アプリケーションの共通基盤と認識し、コアの標準機能として提供していることがご理解いただけたと思います。これと同じように、Drupal がシステムの共通基盤として提供している機能にアクセス制御があります。今回は、このアクセス制御の前提となる、ユーザー登録、ログイン認証、および権限設定の各機能を見ていくことにします。
第 12 回 Drupal の多言語機能と他の CMS やサービスとの比較
これまで、Drupal 9 におけるコンテンツのクエリーについて見てきました。システムの各部で繰り返し利用される処理を Views のようなコア標準機能として提供することで、他のさまざまなコア要素と一貫性のある形で連携することができます。システム横断的に利用される基本機能としては、他にも多言語化や認証の仕組みなどがあります。今回は Drupal の多言語化機能を紹介します。
第 11 回 Drupal と他の CMS のクエリビルダー機能を比較
前回は Drupal 9 の標準クエリビルダーである Views モジュールの機能を紹介しました。CMS(コンテンツ管理システム)において、コンテンツを管理するデータベースへの問い合わせは中核的な処理であり、その実装はソフトウェアの特長が表れる部分ではないかと思います。そこで今回は Views 以外のクエリー手段として、他の CMS の例も見ながら考察してみたいと思います。
第 10 回 Drupal の標準クエリビルダー Views の使い方
今回は Drupal 9 の目玉機能の一つ、Views について説明します。Views を使うとプログラミングなしで、管理画面から様々なコンテンツの抽出や表示が可能になります。この機能は他の CMS とDrupal を比較した場合に挙げられる代表的な強みです。
第 9 回 Drupal のブロックシステム
Drupal 9 及び 8 では 7 と比較してブロックシステムが大幅に進化しました。ブロックタイプを定義しフィールドを追加できるようになり、ブロックシステムの持つ可能性は大きく広がりました。
第 8 回 コンテンツ管理における Drupal と他の CMS との比較
第 6 回、第 7 回と、Drupal 9 のコンテンツ管理の基盤であるコンテンツタイプとタクソノミーを取り上げ、Drupal が早い時期から高度なコンテンツ管理の仕組みを提供してきたことを紹介しました。今回は、他の CMS、具体的には WordPress と MovableType で、このあたりの仕組みがどうなっているのかを調べてみたいと思います。
第 7 回 Drupal のボキャブラリとタクソノミーの使い方
前回は、Drupal 9 におけるコンテンツとその構造を定義するコンテンツタイプについて解説しました。コンテンツタイプは、コンテンツの種類を表すひとつの重要な側面ですが、コンテンツを分類する仕組みはコンテンツタイプだけではありません。Drupal では、さまざまな観点からコンテンツを分類するタクソノミーという仕組みを用意しています。今回は、このタクソノミーについて見ていくことにしましょう。
第 6 回 Drupal にコンテンツを投稿してみる
今回からいよいよ、Drupal 9 の機能と使い方を紹介していきます。今回は、コンテンツ管理システムの最も基本的かつ重要な、コンテンツ作成に関する機能について説明します。
第 5 回 Drupal 9 / 10 のインストール (2)
前回に引き続き、今回はインターネット上のサービスやレンタルサーバーに Drupal 9 / 10 をインストールする方法を紹介します。
第 3 回 Drupal の特徴
前回は、Drupal 9 が Web アプリケーションのフレームワークとして各機能とそれらを連携させる仕組みを再利用させるものだというお話をしました。今回は、この観点で特徴的なものを中心に、Drupal が具体的にどんな機能を提供しているのかをもう少し細かく見ていきたいと思います。